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最難関中合格の秘訣 親の役割・塾の役割

(18回目)
Ⅳ.最難関中突破のための塾の役割

[2] 子どもへのフォロー体制があるか?

 面倒見がいい塾であるかも大事な塾選びのポイントです。
 親はわが子のために最難関中学を受けさせることを決意し、塾通いを決めたわけです。その大事なわが子が「その他大勢」の扱いをされてはたまりません。一人ひとりに目を配った指導をしているかが大切になってきます。
 それではどうすれば面倒見のいい塾であるかどうかが見分けられるのでしょうか。
 まず、わが子が授業やテキストに関してわからないところがあった場合、どうフォローしてくれるかです。もちろん、塾のテキストはわかりやすいものでなければなりません。テキストの解答・解説が詳しいものがいいのです。わが子がそれを読んで理解すればそれがベストですし、解答・解説を読んでもわからなければ電話一本で教えてくれる体制があるかどうかが大事でしょう。学習塾の勉強がわからないから個別指導を受けているというご家庭がありますが、本末転倒です。「わからないところがあったら、どうしたらいいですか」と学習塾の説明会などで尋ねてみてください。
 よい塾はフォローの体制をちゃんと教えてくれます。
 それから先生たちが日頃、子どもたちにどう接しているかも重要です。授業のたびに毎回先生が代わるというのは論外です。担任制とかチューター制があって、ホームドクターのような先生がわが子についてくれるのがいいです。受験をするといっても、まだ10歳、11歳の子どもです。塾は勉強だけ教えていればいいというものではありません。心や体調のケアも大切です。そういうことまでひっくるめて面倒を見てくれる塾がいいと思います。その表れの一つが「教育相談」という形で随時、親身になって相談に乗ってくれるシステムがあるか否かは重要なポイントです。

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