「子どもの思考力を育てる秘訣」No.22
算数、特に思考力上達のためのまとめ
前回のような常識を基にしたところから、その先を求めるような問題解法のトレーニングを行いましょう。思考力の向上に向けてこのようなトレーニングを絶対必要な条件として考えておいていただく必要があります。資料⑪にまとめております。
これまで述べましたことから「日常生活での経験や体験」が大きな役割を担っていることはおわかりいただけたかと思います。いわゆる世間でいう「常識」です。それを基にして、その知識である「常識」をどのように「知恵」に転化していくのかがポイントなのです。
④ 国語のできる子(読解力のある子)は必ず算数はできる。
「国語のできる子(読解力のある子)は必ず算数はできる」とは言い換えますと、しっかりとした考える力を持っているということを意味します。あとは計算力の必要性を強調しておきたいと思います。もちろん、この計算過程において常に「工夫」というトレーニングを駆使しながら意識的に取り組む必要性を再確認しておきたいと思います。
国語力、特に読解力というのは正に論理の展開がきっちりと理解できるかどうかなのです。算数の考える力の重要性は正にそこを突き指しているものと言えます。順々に論理が展開していく流れを読み解く力、つまり論理を繋げていく力、これが算数の問題を解く究極の「思考力」と言えるのではないかと考えます。
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