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最難関中合格の秘訣 親の役割・塾の役割

(19回目)
Ⅳ.最難関中突破のための塾の役割

[3] いろんな授業を公開しているか?
 塾はいろいろ見て回りましょう。親が塾の実態を見ることが先決です。そして授業をオープンにしているのがいい塾です。「この授業しか見てはいけない」という塾は信用できません。「見てもいい」と言われた授業が、その塾では一番いい講師が教えてくれるケースがあるからです。わが子がその先生に見てもらえればいいのですが、そうであるとは限りません。それ故に「いろんな先生の授業を見たいのですが」とお願いしてみてください。
 みなさんもスーパーに出かけてリンゴを買うようなときは、いろんなリンゴを品定めして、傷がついたリンゴは買わないはずです。それと同じで、塾も品定めする必要があるのです。
 どの塾でも、一人の看板講師を作るのは簡単にできても、どの先生の授業もいいものにするのは大変なことです。授業の質にこだわる塾は、講師の養成システムに時間と費用を多くかけています。専任講師の数を増やすなどして質のアップを図っていますし、例え、非常勤の講師であったとしても、専任講師に負けない熱意と力量を持った熱血講師のみで構成され、指導しているのです。そういうことも知った上で、やはりその塾のいろんな先生の授業を見て回ってください。
 授業もそうですが、情報をオープンにしているところはいい塾が多いと思います。もちろん生徒のプライバシーに関わる情報は公開できませんが、授業の中身に関する情報をできる限りオープンにしているかどうかが塾選びのポイントとなります。「これは塾のノウハウだから」と言って、情報を秘匿するところはダメです。金科玉条の如く、毎年同じカリキュラムで同じ授業をしている可能性が高く、それでは発展性がありません。
 受験も毎年毎年違うものであり、それには変化を持って対応しなければなりません。情報公開するということは、それはもはや過去、もしくはいま現在の情報であり、次はもっといいカリキュラムを組み、いい授業をするという姿勢の表れでもあるのです。
 授業がオープンになっているか、あるいは受験に関する情報がオープンになっているかはとても大事なポイントです。塾の説明会に出かけ、まだわが子が塾に入っていなくとも、参考になる情報を惜しみなくくれる塾はいい塾だと考えていいでしょう。

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