いや、まあ、つらいのはずっとそうなんですよ

 冬休みに入りました。児童が登校しないので、7時間45分の勤務時間の大半を自分のペースで使いながら仕事できる時期です。
 これだけいろいろな情報にアクセスしやすい時代になったのに、やっぱり「ガッコのセンセって、夏冬休みはずっと休みなんでしょ?」というご意見が散見されるので、人間やっぱり自分が要請した、あるいは思い描いたストーリーをこの世の真実と思いがちなようです。 #本日のクソデカ主語
 表題は、“言えるもんなら職場のど真ん中で言ってみたい言葉”です。言ったところで何も変わりませんし、言って何かが変わるとも思えないのですが、実際、そのように感じています。つらいのはずっとつらいのです。毎日がほんのりとしんどい。

 今あるつらさの源泉がどこにあるのか。それは結構個人的な領域にあるので、人に話すべきようなことではないと思っています。誰にも話せませんしここには書けないのですが、だったら職場ではなおさら話すことはできません。プライベートも含めたいろいろな話をし合う仲ではありますが、どこまで行っても職務上の付き合いの延長線上にしかない関係です。とてもじゃないけど赤裸々に過ぎるような気がします。

 言った方が楽になるよ、抱え込むのは良くないよ、誰かに話すだけでも気が軽くなるよ、それはきっとそうなのでしょう。話す、打ち明ける、同じ境遇の人たちで集まるアノニマスやピアサポートの団体に参加する。それらが効果や成果をあげていることも知っています。それらの効能を、理解はしているのですが、私は信じることができません。個人的なしんどさを、職務上のしんどさと混同してもらっては困る、と言われるでしょうし、下手を打つと私も同じことを人に言ってしまいそうなのですから。
 これまでもどうにかなったから、これからもどうにかなるだろう、という錯覚に身を、というか自分の人生を委ねてここまできてしまっているので、つらさを言語として、コミュニケーションとして表出することによる救済については全く信を置けていないのです(実際は自分の周りでたくさんの人たちが動いてくれている事実に感謝しているわけですが、「どうにかなるだろう。」という感覚のもつ危険性には自覚的でなくてはいけませんね)。

 そういうわけで、どうにかこうにか自分をケアしながら日々を過ごしています。タイマーが見えない時限爆弾を抱えているような話です。
 案外、打ち明けてしまえばどうってことなく解決に向かっていくのかもしれませんが、今のところそんな勇気は出ません。自分自身の救済や慰めになるものを自分自身で見つけていくことを年末年始はしないといけないかなとは思います。

 当然、こんな話のリンクは、職場の人も見るであろうFacebookに投げ込めるわけがなく。偶然にも読まれちゃったらまあそれはそれでって感じで。皆さんよいお年を。