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板書はもういらない時代「デジタル教科書」がスゴイ

*前提として、私は字があまりきれいではありません。絵もうまくはありません。そういう人間の戯言と思って読んでいただけると助かります*

今年度から自分の職場に「デジタル教科書」が入りました(私は数学科です)自分のiPadから教室のテレビにつなげてデジタル教科書で授業しているのですが、もうめちゃくちゃ楽です。今までの授業準備がなんだったのかと思うぐらい。GIGAスクール構想が始まって、教科書会社も本気を出してきたに違いないと思いました。この記事では「1.何がすごいのか」「2.どう変わるのか」「3.懸念事項」をお伝えしていきます。

1.何がすごいのか

①web版になって持ち運びしやすくなった

私の勤務校に導入されているデジタル教科書はweb版。自前のiPadでも使用できる。学校で導入されているchromebookでは手書きなんてできないレベルだけど、自前のiPadとアップルペンシルなら、補足説明を書き込んだり、説明を追加したりもばっちりできる。問題の図に書きこみもできるので、今まで黒板に図を書いて説明していたのも、画面でできる。(図が下手で悩むこともなし)

②アニメーション

動点の問題で「変化がわかるように動いてほしい」と思ったことは数知れず。関数の点を複数とるのも「自動でやってほしい」と思ったこともある。動いて見せてほしいものはだいたい動きます。図形を動かしたいものも大体動く。ちょっと昔までは自作で工作したり、複数のパターン分けされた掲示物作ったりしてたけど、まったくする必要なし。

③解説動画

今まで数学の先生は黒板に関数書くときは「関数黒板」、作図するときは「大きい定規とコンパス」を持っていったのだけど、いらなくなりました。特に作図は「解説動画」がついている。すごいわ、自分が四苦八苦しながら作図してみせるより、動画みせながら注意点を説明。作図できない子いないよ(コンパス忘れは除く)

2.どう変わるのか

①先生の持ち物が減る

グラフ黒板 → いりません。デジタル教科書のコンテンツを使おう
大きな定規・コンパス → いりません。コンテンツを使おう
答えのプリント → いりません。クラスルームにのせよう

②生徒が自分で操作して体験

デジタル教科書のコンテンツには生徒が操作できるコンテンツもあります。私が使っている会社のものはQRコードがついているものは共有できます。生徒のchromebookで比例定数を変えて変化を見たり、等式の性質の天秤を操作したり、図形の移動の図形を移動させたりできます。今までのコンテンツは教師機だけで操作できるものが多かったけど、生徒が触れるコンテンツも増えました。

3.懸念事項

・黒板書かなかったらなにか言われるのでは?

今や教科書は説明はわかりやすく、回答もある程度書き込める「解説付きワークブック」的なものになっています。よくつまづく点もばっちり抑えてあるし、覚えたらいいものは色付きでわかりやすくまとめてあります。もう私ごときが要点を押さえ、黒板にまとめたものを生徒が書き写さなくても、教科書にまとまっているのですよ。本当は自分でまとめたら学習になるということもありますが、数学はまとめるより問題を解いたり、試行錯誤したりするほうがいい教科。ノートを自分で書かなくても問題ないでしょう。ちなみに今年度まったく黒板を書かせていませんが、生徒になにか言われたことはありません。(管理職にはちょっと言われたこともあるけど、定期テストの点がよかったのでないも言われなくなりました)

・iPadがないといけないのか

iPadで使っていない先生も勤務校にはいます。ただ、私はiPadで扱えると準備もしやすいし、提示もしやすいのでiPadで使っています。


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