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「礼儀正しさ」が与える意外な影響

おはようございます、まえちゃんです。
毎年と違う8月を終え、9月になりましたね。夏休みが終わって2週間目なのでなんとなく「まだ9月か?!」感があります。新学期が始まると街頭であいさつ運動が行われる地域も多いのではないでしょうか?例に漏れず、私の地域でもそう言う運動が始まっています。そんな中、「Think CIVILITY 〜礼儀正しさこそ最強の生存戦略である」を読んで、意外だったこと、あ〜そうかこうすればよかったんだなとわかって実践し始めたことを紹介したいと思います。

意外だったこと「無礼な人は会社に損害をもたらす」

「礼儀を欠くと損するのは自分」と私は思ってきました。無礼な人とはなるべく付き合いたくないし、関わりを減らされるだろうくらいに考えていましたが、経済的に損失が出るとまで思っていませんでした。アメリカ心理学会によれば、職場のストレスによってアメリカ経済にかかるコストは1年間に5000億ドルにものぼると言います。職場で誰かから無礼な態度を取られている人について次のことが言えるそうです。

・48%の人が、仕事にかける労働を意図的に減らしている
・47%の人が、仕事にかける時間を意図的に減らしている
・38%の人が、仕事の質を意図的に下げている
・80%の人が、無礼な態度を気に病んでしまい、そのせいで仕事に使うべき時間を奪われている
・63%の人が、無礼な態度を取る人を避けるために仕事に使うべき時間を奪われている
・66%の人が、自分の業績は低下していると答えている
・78%の人が、組織への忠誠心が低下していると答えている
・12%の人が、他人の無礼な態度が原因で転職した経験があると答えている
・25%の人が、無礼な人にストレスを感じたせいで顧客への対応が悪くなったことがあると答えている
                          引用 Think CIVILITY

無礼な人が職場にいるだけで、半数が意図的に手を抜き、時間を減らしているならとても効率が悪いですね。自分も気をつけなければならないと感じました。授業中に無礼な態度や言動をすれば、手を抜いたり、集中力が下がったりするということですからね。「これくらいわかるでしょ」「こんな解答する」とか言ってしまいがちですが反省です。

正した方がいいこと「少しくらい無礼な方が出世できる?」

教員で担任をしたときに「生徒になめられたくない」と思う人は多いでしょう。私もそうでした。学校でなくても、あるアンケートでは回答者の40%近くが、仕事上で下の立場の人に優しく接したら、それにつけ込まれつことを恐れているという結果があったそうです。そう思うと「愛されるよりも恐れられる方がはるかに安全」という優しさでなく厳しさでリーダーシップを取るという方法が指示されるということになるようです。ただ、この「Think CIVILITY」著者のクリスティーン・ボラスさんは「その考えは古い」と言っています。ある調査では「礼儀正しさだけが違う2人の医師のケースをあげて、どちらの社会的地位が高いか答えてもらったところ、礼儀正しい医者の方が地位が高いと答えた人が36%高かった」そうです。生徒であっても物を頼むときには「お願いします」、完了したら「ありがとう」とちゃんとお礼を言える先生になりたいですね。

まとめ

・無礼な態度は大きな経済的損失をもたらす
・少しくらい無礼な方が出世できるは古い

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