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【読書感想文】会議の教科書

ビジネス書にしてはちょっと抵抗がある表紙の「会議の教科書」
主人公の女性社員は入社2年目、父からファシリテーションを少しずつ習って会議を変えていくというストーリー形式で書かれています。

①ストーリーで描かれる良さ

ファシリテーションの本をいくつか読みましたが、ストーリーになっているものはこの本が始めてでした。
ストーリーで説明が進んでいくと、自分がどう実践していくかがわかりやすくていいですね。
ファシリテーション初心者の私がまずぶつかる壁は「自分は会議の主催者でも司会者でもない」というところでした。
同じ出席者である主人公がどうやってファシリテーションを実行していくかがとても参考になりました。
そして毎回壁に出会いながら解決していくのですが、「その壁は自分も経験したことあるわ」というものが多く、共感できました。

②隠れファシリテーターから始める

会議の一般参加者である自分がどうやってファシリテーションを始めるか、隠れファシリテーションから始めるということに驚きました。
本の表紙のようにホワイトボード前に立って仕切る勇気を持つところからスタートではありませんでした。
会議の最後に決まったことの確認、メールを送る。
会議のスタートに終了条件を決める、確認する。
これなら自分の出席する会議にも適用できそうだと考えました。
ただ学校内の会議のほとんどは連絡と同意形成が混在しているので、そこの確認や仕分けは必要そうだと感じています。
主人公のように自然な感じを心がけてやってみたいですね。

まとめ

最後に決まったことの確認や終了条件は授業の課題とまとめと似ていると思いました。
今回の本ではファシリテーションの効果や導入するにはどんなことを学ぶかを知ることができたのでもう一周+違う本も読んでいきたいですね。
同じ分野の本をいくつか読むと似た理論や「これ、さっきも見たわ」と思うものが多くてなんかうれしくなります。
もう一周したらペライチを作ろう。

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