本当の自分になる方法:脳の記憶と反応は本当の自分ではない
このノートでは、あなたの思考・行動を、あなたが望む通りに変える方法をお話します。
これは、いくつかある方法の内の一つです。
一言で説明はできないので、長くなってしまいますが、できるだけ理解しやすいように書いておりますので、お付き合いください。
いきなり質問から入ってしまうのですが、まず、
あなたは、あなたを変えたい(もしくは変わりたくない)と思っているとして、
あなたが思う「あなた」というのは、一体何なのでしょうか。
私達には親がいて、教育を受けて成長し、毎日の生活の中で、たくさんのことを思考し、行動しています。
何かを見たとき、聞いたとき、私達の頭はその情報を処理して(思考し)、次の行動を決めて、行動をします。
あなたは、あなたの脳による思考と行動をあなただと思っていませんか。
もちろん、私達には体があって、名前があって、社会的に存在が認知されていて、
それがあなたや私であるのは間違いないのですが、
私が言っているあなたとは、「本当のあなた」というか「あなたの魂」のことを言っています。
オカルトを話しているのではありません。
マインドフルネス(瞑想)と関連した脳科学の話をしています。
私達は毎日たくさんのことを思考しますよね。
起きている間に数え切れないくらい雑念が浮かびます。
何か見聞きする度に、温かい言葉、汚い言葉、イメージが頭に浮かびます。
この頭に浮かぶ言葉、イメージは記憶に蓄積されている情報です。
あなたはあなたの記憶をあなただと思っていませんか。
実は、その頭に浮かぶ言葉・イメージは、「あなたの記憶」であって、「本当のあなた」ではありません。
これがこのノートで私が言いたいメインメッセージです。
例えば、大好きな人と些細なことでケンカして、傷つける言葉を言ってしまったとします。
私はその場の感情に支配されて、大好きな人にひどいことを言ってしまったことがあります。
そして、なんてひどいことを言ってしまったのだと後悔します。
多くの人は「どうしてあんなことを言ってしまったのだろう」と考えると思うのですが、
そのひどい言葉って、あなたが過去に聞いたことがある言葉であって、あなたの言葉ではないですよね。
そのひどい言葉は、怒りを感じたときに言う言葉として脳が情報処理されているだけであって、
浮かんでくる言葉は、あなた自身とは全く関係がありません。
脳は記憶を持っていて、外部から刺激があると、その記憶が呼び出されて、物事を理解し、いくつかある行動の選択肢から、ある行動を採用します。
この行動の採用する部分、これも「本当のあなた」ではありません。
「本当のあなた」とは、本来のあなたのことです。
もし、あなたがもっと友達、家族に優しくしたい、感謝を伝えたいと思っているなら、些細なことで相手を傷つける言動を採用するのはおかしくありませんか。
あなたが本当はこうしたいと感じていることがあるなら、脳の記憶と反応による意思決定に行動を任せてはいけないし、行動を任せないですむんです。
そのためには、「本当のあなた」と脳の記憶と反応は、全く無関係であることを知ることです。
行動を無意識に行っていたことを意識的にしてみてください。
行動の前に一呼吸おくのです。
何か言葉・イメージが頭に浮かんで、次の行動を決める。
その次の行動を決める前に一呼吸おいて、
胸に手を当てて、本当はどうしたいのだろう、と感じてみてください。
(べつに胸に手を当てなくてもいいです)
今、ある言葉、行動が頭に浮かんだけど、本当に自分はその行動をしたいのかな、どうなのかなと考え直してください。
そして、胸が温かく感じる行動を採用してください。
自分を変えてみたいなら、すぐに発言、行動しないでみてください。
ちょっと考えて感じてみてから、良い感じだなと思えることを選んで行動する。
これを意識的に繰り返し行うことで、だんだん、行動が変わってきます。
そして、あなたが本当に望むあなたに変わることができます。
咄嗟の感情・反応で行動しないで、本当のあなたならどうしたいかと感じてから行動してください。
ここで「感じる」という言葉を使ったのは、頭で考えるからじゃないんです。
ハートで(魂で)感じてほしいからです。
伝わってますでしょうか。
文章を書くのは難しいです。
うまく文章で伝わっているといいのですが。
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