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ローイングで勝つために「勝因をつくる」のか「敗因を無くす」どちらが大切?

今回はローイングの大会・レースにおいて、勝敗を分ける要因について書いていきます。

勝因と敗因の定義

言葉の定義づけをしていきます。
「勝因」の定義として、
「限られた人にしかできないプレーまたは、偶然の1プレー」と定義します。
スポーツでの例えとしては
・滅多に起きないスーパープレー
・めっちゃ遠くからのスリーポイント
・5人抜きのドリブルからの得点
勉強なら
・解ける人がほとんどいない問題を解いて得点

逆に「敗因」の定義としては、
「明らかな弱点、繰り返し起こすミス、イージーミス、ケアレスミス」と定義します。
例えばスポーツなら
・自分がトラップを失敗してボール奪われた
・パスが正確でなく相手に渡ってしまった
・試合後半で体力落ちてきたことによるミス
勉強なら
・誰でも正解できる問題だけど単位を間違ったケアレスミス
・マーク間違い

ひとまず「勝因」と「敗因」のイメージがつきましたでしょうか?

ローイングでは敗因を無くすことが勝ちにつながる

ローイング競技では「敗因を無くす」ことが勝ちにつながります。
ローイングで負けにつながる要因としては
・前半飛ばしすぎてレース後半の体力低下
・レース後半にキャッチなどのテクニックが甘くなる
などが挙げられます。

スタートから離されて負けることもありますが、それは基本レベルが違うだけです。
スーパープレーを連発されているわけではありません。野球やサッカーでプロにアマチュアが勝てないようなものです。

ローイング競技では同じ動作の繰り返ししているだけなので、スーパープレーは生まれにくいです。
せいぜいスパートで物凄く艇速が上がったことが、スーパープレーに該当すると思うでしょう。
ですが、自分は体力温存していて、相手は体力が枯渇していたからできたただの偶然です。

どうしたら敗因を無くせるか

では一体どうすれば敗因を無くせるのでしょうか?
ローイングは速さを競う競技です。そのためなぜ艇速が低下するのかを考えるのが良いです。

インカレ〜オリンピックまでレベルの大小はありますが、どのレベルでも勝負を分けるのは「レース後半でテクニックの精度・キレを保つこと」です。

テクニックと言っても重要なのは
・エントリー〜蹴り出し
・フィニッシュ〜ハンザウェイ
この2つです。

ではなぜ大事なのか?
上記の2つに共通するのは身体の動きの方向が転換することです。
・エントリー〜蹴り出しなら、ストレッチャーが近づく→離れる
・フィニッシュ〜ハンザウェイなら、ストレッチャーから離れる→近づく

他のスポーツだと、サッカーなら攻撃から守備への切り替えで、走って戻らないといけない。
テニスや卓球ならボールを打ち返したら、すぐに相手の返球に対応しないといけない。
これらの動きの切り替えは意図的にしないと、キツイのでサボってしまう+試合の後半になる程難しい。

ローイングで該当するのが、エントリー〜蹴り出し、フィニッシュ〜ハンザウェイだと思います。
そのためレース後半のしんどい時ほど、前半の時と同じスピード感を意識してやらないと艇速が落ちてしまう。

ちょっと精度やキレ、スピード感が落ちてきたと感じ、すぐに対策することが敗因を潰すことにつながります。

敗因を潰せたらレースを通して一定の艇速で漕ぐことが可能になります。

これによりレースでも勝ちやすくなります。

まとめ

今回はローイングのレースでは敗因を無くすことが勝利につながることを書いてきました。
参考になれば。

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