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行政書士事務所って見かけないよね?

行政書士事務所って見かけないよね?

最近、妻にこう言われました。
たしかに弁護士の法律事務所や司法書士事務所などは、
街を歩いているとわりとよく見かける印象ですが、
行政書士事務所って、ほとんど見ないかもしれない。

妻は、私が会社を退職して行政書士になろうとしていることについて
賛成してくれているので、悪気があって言った訳ではないのですが、
行政書士になるつもりの私としては気になるひと言でした。

私自身は、
行政書士の方々がどこでどんなふうに開業しているのかについて
とても興味があるので、
街を歩いているときに、
わざわざ行政書士事務所をGoogle Mapで探して、
実際に見に行ってみたりもしています。
だから、行政書士事務所が、
実際には街なかに存在していることは知っています。

でもやっぱり、
弁護士の法律事務所みたいに一等地に立つビルの最上階に入って
いるような行政書士事務所を見たことがありません。

むしろわりと地味なビルに入っている印象があります。
しかも郵便受けの名前を探してようやく見つける、
みたいなケースもあります。

う〜ん、たしかにマイナーかもしれない。

なんで行政書士事務所の存在はそんなにマイナーなのか?

自分が行政書士事務所を開業するときに、
どんな事務所を構えるか?となったら、
次のようなことを考えると思います。

①経費をできるだけ抑えるために、
いきなり大きな事務所を借りたりせずに、
まずは自宅で開業したり、レンタルオフィスを借りる。

②同業者からの紹介であったり、
ネット上からの集客がメインになると考えると、
目立つところに事務所を構えておく必要がない。

③事務所でコツコツとやる仕事もある一方、
外に出て、お客さんのところに行ったり、
役所を回ったりする仕事もたくさんあるため、
そんなに立派な事務所は必要がない。

などです。

自分で思いつくかぎりにおいてではありますが、
事務所の経営面を考えると当たり前のことばかりかもしれませんね。

見た目の派手さよりも、現実的な面をきちんと考えないと
事務所の経営は継続していけなくなります。
無理に見栄えのいい事務所を借りても
家賃が払えなくなったら続けられなくなりますから。

結果として、
地味な事務所になりがちなのは当然と言えば当然です。

その辺りの経営感覚というのは、
どの士業でも同じだろうと思いますので、
ステータスの高さを誇る弁護士であっても、
苦労していないようで、
意外と苦労はあるのかもしれないですね。

もし立派な事務所を構えているとしたら、
高い家賃を払っても赤字にならないほどの
経営ができているということです。

自分が経営者になろうとして
いろいろと考えなくてはならなくなると、
サラリーマン時代には思い至らなかったことに
気づくことができます。
サラリーマン時代はいかにものを考えていなかったことか。

開業しようと思うと
とにかく考えることがあり過ぎて
開業の大変さを自覚させられます。

時々「本当にやっていけるのだろうか」
と自信がなくなります。
でも、noteでたくさんの人の話を読んでいると、
悩んでいるのは自分だけではないとわかって
すごく勇気をもらえています。

noteを始めてからまだ2か月も経っていませんが、
noteは私にとって、
すでにとても大事な場所になっています。

本当にありがたいことです。

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