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梅棒11th STAGE『ラヴ・ミー・ドゥ―』【#まどか観劇記録2020 46/60】

絶対ハッピーになれる私の鉄板


自分の好きなものをおすすめするってなかなか難しくないですか?

人の好みなんてそれぞれだから、自分が好きだと思っていても他人の好みには合わなかったり、そんな時でも自分にとっては好きなものだからできれば否定的な言葉は聞きたくないしと、大事なものを守るために本当はおすすめして回りたいことでもこっそり隠してしまったり。おすすめする前にその人の頭の上のあたりにこれは大丈夫かななんて〇×で相性判定できる装置があればいいのに、なんて思ったりします。

観劇好きを自称していたら、知り合いからおすすめを聞かれることが増えました。中には観劇自体が初めてという人も。初めてをおすすめするというプレッシャーときたら(うれしいのですが)。もし間違えたらその方は一生観劇しなくなってしまうかもしれないと、いつも戦々恐々とするのですが、そんな私が絶対間違いないと躊躇なくおすすめできるのが梅棒公演なのです...!

梅棒さんの作品を観て嫌な気持ちになる人はいないのじゃないかしら。
ということで、まだ自分自身も観ていなくてお話が分からない時でも軽率におすすめしていますが、今のところ百発百中で楽しんでもらえているので、もし迷っている方がいらっしゃったら、初めての梅棒、おすすめですよ。


推しとオタクといろいろ(?)の物語

前置きが長くなりましたが、ここからは『ラヴ・ミー・ドゥ―』の感想を。観劇の楽しみを妨げるほどではないと思いますが、ふわっとしたネタバレは含まれるので、何も情報を入れずに観たい方はどうかここまでで終えていただければと思います。

王道ストーリーが気持ちいい!

本作『ラヴ・ミー・ドゥ―』は作・総合演出が梅棒リーダーの伊藤今人さんです。これは私の個人的な印象なのですが、今人さんの作品はストーリーが気持ちがいいくらいに王道!!! ※話の展開が読めるという意味ではありません。

こうあってほしい、という観客の希望を、紆余曲折を経て叶えてくれる、そんな気がしています。
「この子には幸せになってほしい」「がんばっている姿を応援したい」「その想い伝えようよ~」など、観客は様々なことを思いながら観ているわけですが、そのハッピーエンドを望む気持ちのあれもこれもすべてを救って気持ちいいくらいにハッピーなフィナーレを迎えさせてくれるので観劇後の心が晴れやか。幸せ。(と私は思っています)

今回は、ポスタービジュアルを見るとなんとなく予想ができる“推しとオタクの物語”。その推しとオタクの関係性の中にも甘酸っぱいドラマがあるのですが…。この3人の関係性やいかに…!右のイケメンは誰だ…!

推し、見つかります。

コロナ禍での自粛が続き、「推し」の存在がクローズアップされることも増えました。推しに会えない、それでも推しが希望、など。誰かのためにがんばれるというのは推しとオタクの関係性でも同じで、それがとても素敵なことだなとこの梅棒公演を観て感じたりもしました。推しって最高ですね!

推しなんていないよと思っている方も大丈夫です。
推し、見つかります。この公演で。

とにかく全員が魅力的すぎて、舞台のいろんなところでいろんなことが起こっていて目が足らないのですが、おそらくこの公演を観た方は、一人と言わず二人、三人、五人、十人と推しができて帰っていくはずです。それだけみんなキラキラしていて、視線も心もわしづかみです。大変…!うれしい悲鳴。

ネタバレ回避の方は読んではいけない個人的な推し語り

ここからは、個人的な私の”推し”について書きたいと思いますので、ネタバレ回避の方は本当に読まないでください。

これは絶対のオープニング隊服(?)の梅棒!
 梅棒公演は客演さんが最高に輝いていらっしゃって素晴らしいし、客演さんの推しがたくさんできるのですが、それでも、梅棒箱推しとしてはメンバーがメインのシーンも見たい!ということで毎公演のオープニング梅棒は外せないのです。きれっきれの梅棒に見惚れます。衣装もかっこいい...! 作中のキャラクターとのギャップ萌えもかくや…!

新垣里沙さんの伝説のアイドルオーラ
 やはり元伝説のアイドル。キラキラ感が桁違い。そして、そんな可憐な面とガチの体当たり演技を両立する新垣さん。圧倒されました。笑いを取りに行っているところでさえかわいすぎるのですが、全てに全力な感じが最高でしたし、ぴょんぴょんと跳ねるポニーテールの軌跡まで美しかった! クライマックスのナンバーで泣き笑いのような感極まった表情の演技をされていて、そこが忘れられません。しかも私は新垣さんどんぴしゃの世代なのですよね。懐かしのナンバーも含めて感無量…!

YOUさんの衝撃
 今作イチオシがYOUさんです。出てきた瞬間に目を奪われる個性的な役作りからのダンスのダイナミックな美しさのギャップ。みんな好きになります。特に見逃してほしくないのは「はじめます」の瞬間の表情と切り替わりシーンとバトル(?)シーンのおみ足…!一目惚れとはこういうことかと思いました。かっこよすぎる。とんでもない。

池田遼さんはもう…もう…
 あのお姿で舞台に出てきた瞬間に客席の空気が変わったのを覚えています。みんなが「待ってた...!」というあの瞬間。これは生で見る感動を大切にしていただきたいので言えないのですが、、、好きすぎる。ビジュアルの美しさもさることながら、池田さんの動きがとてもとても美しいのです。目が喜びます。見守っているシーンでも「そう、そう!」というようなお芝居をされていらして、そこが女神というか母性というかそういう空気がとても素敵でした。あとドアぶつけられているところも好き。笑

多和田さんお披露目公演おめでとうございます!
 梅棒メンバーさんについては箱推し過ぎて、誰がと選べないのですが、今回は多和田任益さんの梅棒加入後の最初の公演ということでお披露目公演です。前回のうちパパでのキャラクターとは全く違うかわいらしさ全開で…よかったです。ただし、脚が長すぎてどんな格好をしてもおしゃれというね。笑。本当におめでとうございます。これからのご活躍がますます楽しみです!

としょさんの顔芸(?)が健在で、つるさんはいつもながらチャーミングで、今人さんはさすがすぎたし、和也さんはもう踊りが好き。そして、一輝さん気の毒だけどいい役で、すいーつさんの女装はやばいし、塩野さんがめちゃめちゃ純粋かわいく見えて、櫻井さんのメンインブラックは絶対に倒せないなと思いました。(感想)

客演さんのダンススタイルなのか、いつものジャズ多めの梅棒とは違うダンススタイルも見ることができ、なんだか得した気分です。観るたびに思いますが、約2時間あれだけのダンスを続けて(しかも一日2回公演の日も)体力はどうなっているのかしらと恐ろしさすら覚えます。

今回も最高に元気とハッピーをいただきました!ありがとうございました!!!

今後の予定***

いよいよ週末からは愛知公演が始まりますし、来週は大阪公演があります。残り8公演しかないのですが、絶対に観たほうがいい。今落ち込んでいる人は、スケジュールが開いていたらすぐにでもチケットとってほしいです。笑

もう東京終わってしまったのか~という方にも朗報がありまして、なんと今年は、梅棒公演が、2回あるのです!!!夏に第12回公演がありますので、(そしてその前にコラボ公演もある)ぜひとも公式サイトでの情報チェックをお忘れなくお願いいたします!

公式ツイッター → @umeboujp
公式サイト ↓   https://www.umebou.com/


おすすめの作品などを教えていただけるととてもうれしいです。