ものを作るときに考えること:実践編

”ものを作る”と一口に言えど、それには大きく分けて2種類あると考えています。

一つは、手本がある状態を目指して部品を組み上げるプログラム的な作り方

もう一つは、自分の中にしか答えがない創作的な作り方

どちらにせよ、必要なことは恐れなく手が動いていることです。
分からないということは恐るるに足らず。

大きな違いは、片方は完成形が見えており、もう片方は見えていない点にあります。

"クリエイター"として必要な能力は後者にあたるため、今回はそこに重点を置いて自分が感じていることを自戒も含めてまとめたいと思います。

個人の所感なので、何様だオメェとかはご勘弁を!)

1 ものを作るとは?

まず、「愛着と気合を入れすぎないこと」が重要です。
何かを作るときに「完璧にするんだ!」とか、「これが大好きなんだ!」っていう気持ちが強すぎると、
制作に取り掛かるハードルが爆上がりする場合があります。

何より手が動かないと何も生まれないのが創作です。
そして、できたものの評価は”受け手”が決めます。
そういう意味では、真の完成は誰かに作品を受け取ってもらったときになります。

どんなに愛着を持っていようと、気合を入れて時間をかけようと、
誰にも見てもらえなければ作品は生まれたことにすらならないのです。

作る上では反省する点もありますし、厳しい指摘を受けることもあります。
ただ、そんなことを起こさないような作品を作ることは不可能です。

「喜んでくれるといいな、ルンルン」ってな感じで創作を遊びつくすことが、
ものづくりにとっては大事なことなのではないかと思います。

2 完成っていつのことを指すの?

さて、前章で「完成は人に触れてもらったとき」と書きました。

では、「これは人に見せられない!」「こんなことでは満足できない!」と思って人に見せない=永遠に完成しないということなのでしょうか?

っていうか、完成っていつのことを言うんでしょうか。

その一つに、
〆切までの間に人に見せられるようなものになった時点
ということがあると思います。

コンテストなどに応募する際は必ず応募期限がありますから、
その時間内に使える全力で出力されたものが一つの完成形である
という考え方です。

ただし、”人に見せた時点が完成”という考えで行くと、
友達にちょっと見て!と言ったり、気軽に作ったものをネット上に公表した時点でも完成にあたります。

一度完成させてしまったものは、後の工程がすべて”修正・ブラッシュアップ”ということになります。

そう考えると、”完成させる”ということに対するハードルがぐっと下がったように感じませんか?感じないですか?

最初から100%の完成度を持つ出力を!と思って創作を始めてしまうと
色んな自縄自縛を生んでしまう原因になることもあるので、
小さな完成を全力で一定の期間内に繰り返す
ということが重要なのではないかなと思っています。

3 精神と身体のバランスはどうやって保つの?

これは自分の場合ですが、僕はよく身体を置いてきぼりにしてしまうことが多々あります。

ご飯を食べるのを忘れていたり、自律神経が狂って目や感覚がおかしくなってしまったり・・・。

日々考える必要があることだからこそ、
ちゃんと考えない時間を持つ必要があるなあと感じるようになりました。

仮に頭が妖怪でも、体は人間。
使いすぎると色んな不調のサインが出てきます。

三大欲求のうち食欲と性欲は何とかなるとしても、
睡眠欲はどうにもなりません。(脳のパフォーマンスに一番直結するので)

まずはちゃんと寝ることが大事です。
寝付けない、不眠症の症状がある場合は、精神科または睡眠障害のケアができる病院を受診することをお勧めします。

そして、運動は体の動きに集中するいい時間になります。
肉体的にしんどいと余計なことを考えずに済むので、
心の健康を保つ上でも運動は重要だな~と思う次第です。

4 さいごに

とりあえず3点、僕がこの2年間、
本気で職業クリエイターを目指した中で”大事だな~”と思ったことをまとめてみました。

みなさん、作ってワクワクしていきましょうね~!

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