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愚か23

 私をフォローしているアカウントはもれなくにゃ…ら氏をフォローしている 補語です
 そういえば見ていないなと思い、最近のお絵描き講座をざっと見てみましたが、基礎的な物以外何も興味を惹かれませんでした 嗜好が拗れている 何というか、「情報量を増やす」「コントラストを増やす」事が「映え」への近道のようですね 納得はできます とかくサムネイルで心を掴むのが最優先事項であるこのSNSにおいて情報量とコントラストはどちらも「パッと目を惹く」要素として重要だと思います しかし個人的にはあまり好きではない!情報量は少ない方が好きだしコントラストは低めの方が好き この悪癖のせいで受験期は色々と苦戦しました 何度「地味」と言われたことやら…あなた方が私のコントラストに「映え」を感じるように進化してください(無茶)
 コントラストの高い絵を描いていると目が潰れてしまいそうになるのですよね…ただそこを勇気を出して強い色を置いてみると意外と悪くなかったりもしますが そういえば幼少期に声が異様に小さかったのも同じような、「あまり大声を出すと自分で自分の耳を聾してしまうから」という理由であった気がします これは未だにあまり治っておらず、どんなに近しい間柄の人間にもよく悪気なく無視されます よく考えるとこの嗜好はかなり様々な所に反映されている気がする 漫画の作風もそうですよね 普通の「物語」がカメラを向けない、なんなら「普通の『物語』がカメラを向けない所を描く」と言っている人ですらなかなか描かない所こそ私が描きたい物です
 また、「適当」「いい感じ」というのが私にはやりづらいという事も最近理解してきました よくメイキングで聞きませんか?「後で補正でいい感じにするのでここは適当に塗ります」というような文言…あれが何もわからない 「適当」なままで済ませられない 作業手順はできるだけ手順ごとに完成した感がないと不安になるし、「補正でいい感じにする」やり方もわからない 方法論というよりは「好みの状態にならない(嗜好が曲がっている)」というのが正しいので結局特殊レイヤーやグラデーションマップを使うより自分の思う色を通常レイヤーで塗り込んだ方が早かったりする 強いていうなら、最近はピンライトで濁りめの水色を合成するのが好きです 少し個性的な色合いになるので何かが足りない時にでもぜひ 私はフォロワーに教わりました
 生活のために細々と依頼を受け始めてから、「大枠は作るので思う存分暴れて欲しい」というような内容のご依頼をいただくことが多く、どれかというと個性を評価いただいているのだろうかと思いました そうであるならばありがたい事だと思います
 生活を立て直しながら自分が何が好きかを模索していきたいです 今まで意識の上ではそういったことを殺してきていたので…

おわり

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