愚か17

　正気を失った時だけ多弁　補語です
その人の本性を酒が暴くというのならば、喋り上戸で泣き上戸の私は脳が多弁な上に抑うつで常に泣きそうなのを酒に暴かれているのでしょうか　ずっとそうです　脳ではこんなにも多弁なのを現実には一ミリも出力できずに黙り込んでいる　カウンセラーの方に動作知能のあまりの低さから「身体での意思の出力は難しかったのではないか」と言われましたが言い得て妙な気もします　その生来の身体能力の低さと極度の鼻詰まりのせいで意思疎通が困難で、更にASD気質が強い所を所謂「ステロタイプ女子的」なコミュニケーションに適応しようと無理やり「女の腐ったような(差別用語)」人格をインストールしようとしてバグが発生して妄想質なまでの人間不信を発生させて社交不安に陥ったのが私　という認識でいます　例えば私には目的のない(趣旨のない)会話は難しいです　私自身の話題のボキャブラリーも「自創作」、「哲学」、「深層心理」…およそ他者との共有可能性の低い話題ばかりで受け答えもそれらを、かつ抑うつ傾向のマイナスに歪んだ認知を元に構成されるので、見た目のセルフネグレクト具合も相まってまあとっつきづらいですよね…私は私の肉体が嫌いです　私の精神活動を阻んでいる最大の敵は私の肉体です　皆肉体を捨ててアセンションするのです…(危険思想)
　実は私はかなりのオモシロ好きで、りなちゃジャンマガコロコロ何を読んでもギャグ漫画ばかりに目が行って、銀魂もシリアスよりギャグパート派、小学校の頃は学級新聞に書いたギャグ漫画で一世(一クラス、嫌がらせあり)を風靡したという生粋のオモシロ好きなのですが、非定型発達気質ゆえか他人の冗談は把握できずに本気で受けてしまうことが多々あり、それにより冗談のわからないカタブツという扱いをずっと受けてきました　なので軽口を叩き合う級友をずっと羨ましく思っていました　私が実生活でユーモアを発揮できた局面といえば私の扱いに困った級友がお情けでつけてくれた「天然ちゃん」というロールをまっとうする時くらい　あの時の「期待に応えられる！」というわずかな嬉しさとその倍近い「私は人間じゃなくてオモシロゆるキャラなのだなあ」という無力感の合わさった何とも言えない気持ちは忘れようもありません　「ユーモアの通じる人間」と「オモシロゆるキャラ」という評価の間ではかなりの差があります
　今でもアニメの訥弁天然キャラヒロインなどを見かけるたびに「自分の動作性スペックを理由に自我を殺していませんか？心の闇はありませんか？」と不安になってしまって碌にみられない　みなさんも「可愛い」と思っている知り合いの誰かの人格を蔑ろにしていないか考えてみてください　きっと生きるのが一段苦しくなるので別に考えなくて良いですが　人は互いを消費し合って生きているのです　本来は考えなくて良いことなのですから本当に考えなくて良いです

　最近、情緒の振れ幅が激しく、激しい見捨てられ不安と希死念慮に襲われる時もあればこのまま自立もできそうなほどに割り切った考えができる時もあります　そのような中でばっさり竹を割ったような作風の創作もできるようになったのでまあそれはとてもうれしいです　私の本来の性格がそのような性格傾向であるならすごく良いな　というキャラクターを生み出すことができ、本当に良い　私の本来の性格傾向がストレートかつ強かであるならこれほど嬉しいことはありません　早く無理にインストールしてしまった「女の腐ったような(差別用語)」人格をアンインストールして自分を取り戻したいです　そうしたらそうしたできっと受け入れてくれる環境はあるはずですから　ありますよね…？
　生活を取り戻すため早く寝ます(私の界隈では早い)　おやすみなさい