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私の人生は、まだ始まってもいなかった。

ただの私に還りたい。

世界と私は、対等である。
世界と私は、自由である。

私が世界を信頼しているのなら、
世界も私を信頼している。

人を嫌いになった分だけ、私は人から嫌われる。

人から嫌われたのなら、
それだけ誰かを嫌ってきたのだろう。

理由もなく、主観で誰かを嫌うことなんて、
許されないと思っていたけれど、
私もそうやって誰かを嫌って生きてきたのだろう。

でなければ、人を恐れたり、
嫌われ者の人生を選んだりしないもの。

私は、自分も世界も大嫌いだった。
だから、世界から嫌われた。


人と違う自分を疑わなくて良い。
自分と違う人を恐れなくて良い。

私が与えた分しか、
与えられる事は無いのだから。

世界から与えられたのなら、
私が先に与えたということ。

世界から与えられたいと願う事は、
自身から与えてもらいたいこと。

自分を信じられないから、世界を疑い、
自分を愛せないから、誰かに愛されることを望み、
自分を守りたいから、現実は敵になる。

求めていたのは、
私からの信頼であり、愛であり、味方である自分。

多分、ここから始まるのだろう。

これまでの人生は、過去の回収。
私自身を愛する為のもの。

愛する為に犯したたくさんの過ちを、
これからの人生で償うことになるのかな。

償うために生きるなんて、
面白そうじゃないけれど、
愛のない人生よりは、きっといい。

命ある限り、償うことができるなら、
今よりは気楽に間違えられそうだ。

償う覚悟のことを、責任感と呼ぶのかな。

私自身に返ってくると思って、選択してゆこう。
私の願いは、私が叶えよう。

目を凝らせば、耳を澄ませば、
与えられるものしか、望んでいない。

私が与えられないものを望むことは、ない。
あるならそれは、本当の願いではない。

海の魔物に、騙されないように。
深く沈んだ海賊の墓場に、それはある。

海底に散乱する財宝に触れてはいけない。
海賊の呪いによって、
触れたものを求めるようになるから。

砂に埋もれた宝箱の中に、それはある。
宝の地図は、隠された本音。

生まれた時から、私と共にあるもの。
最初から、与えられていたもの。

私であって、私ではないもの。
言葉であって、言葉ではないもの。

この世界にある唯一。

私の人生は、まだ始まってもいなかった。

fumori

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