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汚部屋出身のミニマリストが多い理由から考える暮らしのヒント

こんにちは、まどろみです。
日々丁寧な暮らしについて考えています。

私が丁寧な暮らしを送るにあたって、物を減らした方がいいと考えています。参考にするためによくミニマリストの方の本や、ブログなどを読む機会が多々あります。

色々読んでいると、元マキシマリストです!汚部屋出身です!と書かれている方が多いように感じます。
昔から物を持たないタイプの人が出てきてもいいようなのに、多くは部屋に物が溢れかえっていた過去を持つ人ばかり。

それはなぜなのでしょうか?

さらに言えば、汚部屋出身のミニマリストの方は「物を減らして暮らしが快適になった」とプラスの発言をされていることも多いです。
このことから、汚部屋出身のミニマリストと暮らしの関係性を考えてみることにしました。

■汚部屋とミニマリスト

そもそも汚部屋とはなんでしょうか?

汚部屋とは、単なる散らかった部屋ではなく、極めて不衛生で管理不能な部屋を指す言葉です。汚部屋の原因は単なる怠惰だけではなく、生活環境や知識、心身の状態など複合的な要因が関係しています。

AIによる検索

AIで検索すると上記のような解答になりました。

一方でミニマリストとは

ミニマリストとは、必要最小限の持ち物だけで生活し、シンプルなライフスタイルを追及する人々を指します。この概念は「minimal(最小限)」から派生したもので、自分にとって本当に価値あるものを厳選することが特徴です。ミニマリストは、消費の制限や環境への配慮を重視し、精神的な豊かさを求める傾向があります。

AIによる検索

文章から見ても、汚部屋とミニマリストは対極にあるような関係性を持っています。

多くのブログや書籍では多くの方が

汚部屋

捨て活

ミニマリストとしての暮らし

という過程を経ることが多いです。
汚部屋に溜まっている、物やゴミ類を捨てる捨て活を行います。

私はこの捨て活に着目しました。

紙屑や空のペットボトルのような単なるゴミはただゴミ出しすればいいだけですが、今まで自分が溜めてきたあらゆる”物”を捨てるためには、物と向き合わなければなりません。

汚部屋の暮らしをしていた人は、この「捨て活」をすることで自分にとって本当に価値あるものを厳選し、ミニマリストに生まれ変わるのです。

■汚部屋には過去の自分の「欲しい」が詰まっている


皆さんは「自分の生活に最低限必要なものはなんですか?」と聞かれたときに、すぐ答えることができますか?

服上下、パンツ、靴、現金、スマホ、布団etc…

時間をかければ一覧にできるかもしれませんが、まっさらな状態から答えるのはなかなか骨が折れるのではないでしょうか?
特に抜け漏れがあったりすると大変です。私も旅行先で自分の生活に欠かせない物をトラベルケースに入れ忘れ、しぶしぶ出先で買ったりすることがあります。

ですが、「この中から最低限生活に必要なものだけ選んでください」と聞かれると、比較的容易に答えられるかもしれません。

学校のテストでも、記入式の問題より選択式の方が簡単ですよね。
私たちはゼロから何かを考えるよりも、選択肢を与えられた方が考え易い傾向にあるように思います。

汚部屋には、程度の差はあれど「自分の部屋に持って帰りたい=欲しい」と思った物がたくさんつまっています。
※普通のゴミは別です(一応)

あとはその中から今の自分に必要なものを見つめ直し選ぶだけで、自分の暮らしに必要なものを決めることができます。



―――こんな簡単に言うけれど、その作業が大変なんですよね(笑)

捨て活にも色々やり方があるようで

・同じものは捨てる
・古いもの・傷んでいるものは捨てる
・今使っていないものは捨てる
・思い出の品は数個に厳選して後は写真を撮って捨てる
・一時置き場を作って、一定期間経ったら捨てる

などなど、とにかく捨てることに対して多くの研究がなされています。
逆を言えば、私たちは捨てることに対してかなりの抵抗感を持っていると考えられますよね。

一度は自分が欲しいと思ったものだから捨てにくい。その気持ちとってもわかります。汚部屋とは自分の好きが膨大詰まった場所なのです。

しかし、暮らしが滞っている以上、どうにか整理をしなくてはいけません。

意を決して、過去の自分の好きデータを元に、今の自分とのマッチングを確認していきます。

■抽出したデータから次に買うものを選定する

捨て活をやったことがある人ならわかると思うんですが、なんかこう…同じようなものが出て来ませんか?

私が服の捨て活をしたとき、黒いズボンがたくさん出てきました。

まったく同じデザインのものは出て来ませんでしたが、微妙に丈の長さが違った黒いズボン、素材の違う黒いズボン、薄い黒いズボン、分厚い黒いズボン。まー色々あること!でも全部擦り切れるくらい履いた記憶がありました。ボロボロになっていたものが多かったのでほとんどゴミ袋行きに。

一方で、ベージュのズボンは1枚のチノパンだけで、しかもあんまり履いた記憶がないときました。
いざ履いてみてもなんか微妙に似合ってなくて、多分今後も履かないなと思い潔く処分。

そこで思ったのが、「今まで気づかなかったけど、私黒いズボンが好きで、しかも自分に似合っている」ということでした。
もしかしたら、無意識に自分に似合っていることに気づき、好きになったのかもしれません。そんなことはどちらでもいいんです。とにかく


私、黒いズボンが好き!(しかも似合う!)


この情報↑↑↑が大切なのです。

こういったことは、実際に物に出会ってみないとわかりません。
この抽出された情報だけ自分の中に記憶しておけば、最低限自分に必要な服は黒いズボンだとわかります。
また、次に買物するときも、自然と黒いズボンに目が行き素敵な黒いズボンと出会うかもしれないし、黒いズボンに合うコーデを考えればやみくもに商品を探す必要もなくなるので、買物も簡単で楽しくなります。

汚部屋出身の人は、たくさんの物に触れ合っているからこそ(自分のデータが取れているからこそ)、自分にとって必要不必要かの判断が容易にでき、暮らしをミニマル化出来やすいのです。

■まとめ

汚部屋にはたくさんの情報がつまっています。データはすでに十分にあるので、あとはデータを解析し、自分に必要な物の傾向を調べ、抽出していけばいいだけです。

汚部屋出身の方がミニマリストになる過程で、だいたいの方が捨て活を行います。
この過程をすることで、汚部屋にある物たちが今の自分の生活に必要かどうか考え、取捨選択していき、本当に必要なものが何なのかを明らかにしていくことができます。

それ故に、元汚部屋出身のミニマリストの方が多いのではないでしょうか?

また、抽出した情報を基に今後暮らしていくと、自分のお気に入りに囲まれたミニマルな暮らしができるのではないかと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆様と一緒に丁寧な暮らしを目指していくお手伝いができれば幸いです。

2024.12.04. まどろみ

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