乳がんホルモン療法とうまくやっていく、わたしなりの15の方法

わたしは2017年の春にホルモン療法をスタートしていて、もうすぐ丸4年になります。できれば10年間、と言われているのでまだまだ先は長い。

タモキシフェンという、エストロゲン(女性ホルモン)を抑える薬を1日1回飲んでますが、これには副作用があります。これがなかなかしんどい。
最近の自分は孫悟空の頭につける輪っかが常に軽く締めつけてくるようなそんな症状があってイラっとします笑

主な副作用としては、無月経、月経異常、性器出血、腟分泌物、吐き気・嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、頭痛、めまい、発疹、発汗、脱毛、ほてり・潮紅、体重増加、浮腫など。
そしてこのお薬には催奇形性があるため、飲んでいる間は妊娠できないです。
子どもが欲しい人は半年間お薬をやめて、そのあとから妊活、という感じ。
標準治療であるこのお薬を一旦やめる、というのがこれまたやはり不安だったり、悩む人も多いようです。わたしも結局踏み切れず。

わたしの場合は、飲みはじめて2週間くらいだったでしょうか、最初にものすごいほてりがやってきて(特に頭)、その後めちゃくちゃ寒くなるというのが1日に何回も起きて、ちょっとびっくりしました。
飲み始めの時に、レスリースピーカーという機材の真ん前に座りながら演奏していて、グワングワンとした音の揺らぎとホットフラッシュが同時にやってきて、汗だくで倒れそうになったことがありました(笑)
徐々にホットフラッシュ慣れしているので、現在は演奏には全く支障はありませんが、当時、これから先ライブしていけるんだろうかと非常に不安になった記憶があります。

なんせ、この副作用と10年ものお付き合いになるので、少しでも不快感を減らしつつ、うまくやっていくためにいろんなこと試してみてます。更年期の症状と似ていて、もしかしたら乳がん患者さん以外にもヒントになるかもしれないので、ここでちょっと挙げてみます。

1.いい匂いのボディパウダーを使う(わたしはミラノコレクションのボディパウダーを毎年の楽しみにしています)
2.部屋のあちこちにちっちゃい扇風機が置いてある
(BRUNOの扇風機は充電も結構持つし、かわいいので複数買いしました。特に化粧中、常に顔に風当ててないとお化粧したところから崩れる!笑)
3.冬でもエアリズム。どんな服の下にもエアリズム。
(ヒートテックは暑くなったときに地獄なので全く着ることができなくなりすべて廃棄!
夏はエアリズムにひんやりスプレーをかけてから着ます。治療中は日焼けにも弱くなるので、エアリズムアームカバーにひんやりスプレーをかけて装着すると最高です)
4.Biore冷シートを常に持ち歩き、いつでも-3℃を感じられるようにする
(いろんなシートがあるけど冷感が強めのやつがおすすめ。よく両ひじのところにはさんでます)
5.寝るときには
ペットが涼むためのアルミニウムプレートをベッドの横に常に置く
冬は窓のそばで寝て、火照ってきたら足を窓ガラスに「ぴとっ」とつける!(←これは超おすすめ。夏は保冷剤を大量にベッドに持ち込む!)
6.寝具を気持ちいいものに替える
(「涼感」寝具グッズいろいろ試しましたが、結局わたしは涼感タイプではなく、肌ざわりの良いパシーマ敷きパッドとキルトケットでだいぶ寝つきが良くなりました)
7.主治医に相談しながら漢方薬を試してみる
8.シミやソバカスが濃くなる気がするので、ホルモン療法を言い訳にお高めの美白アイテムを使う
9.アロマをうまく使う(寝るとき、火照るとき、気分がすぐれないときにどんな風にしたらよいか、楽しみながら学んでます♪)
10.身体を洗うところによって石けんを使い分ける(デリケートなところは荒れやすくなったし、顔も肌質が変わったし、今は1回のバスタイムで4種類くらい石けん使い分けてます。ボディソープよりも自分は質の良い石けんの方があっているみたい。昨年のかねあいよよか関西ツアーで出会った京都しゃぼんやさんの石けんがお気に入りです)
11.手首に何もつけない(関節痛、特に手首の腱鞘炎がひどくなったので、思い切ってアクセサリー全部やめました)
12.マッサージに時間をかける(とにかく浮腫がひどいので、マッサージを趣味のひとつにしてます。お気に入りのアーユルヴェーダの肌用ごま油を温めて使うのが好きです。たまにプロのところにも行ってリンパ流してもらったり。)
13.世界一しみると言われる目薬で朝の鬱々とした気分を取り去る(これは完全にわたしの趣味ですが、ヨガの先生に教えてもらった「カトラミデ」というインドの目薬です。とにかくしみる!けれどもそのあとの爽快感で一日乗り切れます)
14.ランニング(個人差はかなりあると思いますが、わたしはタモキシフェンで太りやすいタイプのようでして、水を飲んでも太るんじゃないかという状況。治療3年目、配信ライブも増えたしやばいなということで、意を決して走ることにしました。運動神経悪すぎなので走るくらいしかできないんです。週4〜5、ランニングマシンで1回30分くらいです…
身体はあんまり変わりませんが体力がついたのと、気分の落ち込みは明らかに減りました!運動ってすごい)
15.足の指が出る靴下を履く(ホットフラッシュとコールドフラッシュが交互にくるので、靴下を脱ぎたくなったと思ったら次の瞬間に履きたくなる。そんなときに重宝するのが、足の指までの靴下です!)
↓足を出したり覆ったり自在です。写真は、わたしが毎日使っているもので、毛玉だらけですみません。ふだんうたごえイベントでスタッフをしてくださっている方のお母さんが編んでくださったもの。本当に重宝しています。

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どうでしょう、ホルモン療法の副作用に悩んでるみなさん。

ざっと出してみましたが、まだまだあるかも!また書きますね。

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