子供部屋に佇む心

離れた瞬間
全てが歪んで見えた
大人だから最後まで我慢した

2度振り返って
見えなくなった影を
追いかけた
追いつけなかった
少し彷徨った
でも、やっぱり見つけられなかった

触れられない
触れさせてもらえない
削れた心が共鳴し
ただ痛かった

何を見ても
何を聞いても
何を考えても

霞んで濁った景色を鮮明に見ようと掴もうと必死になっている自分が居て

どうしても引き返せなくて
自分自身のこと馬鹿だなーって思う自分がそこに居た 

真っ直ぐな1本道がぐちゃぐちゃに歪んで見えて
歩くのを難しくさせているように
勝手に感じた

すれ違うもの
追い越すもの
全てがどうでも良くて
歩く道がただただ遠く感じて
心細かった

落としてきた雫が
今頃、一輪の花を咲かせているだろう

読んで下さった方、ありがとうございます。
またね!


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