オタワ国際アニメフェスで選出、プラハでAWARDS受賞したキツネの嫁入り「dodone」MUSICVIDEOについて
私がアコースティックギターと歌と作曲などを担当する京都を中心に活動しているバンド「キツネの嫁入り」の今年シングルリリースに伴い公開されたMUSIC VIDEO「dodone」が海外でちょっと評価されました。
・オタワ国際アニメーション映画祭の特集プログラム“New Tool Who Dis? Tactility in the Digital Age”選出
・プラハのPrague Music Video AwardsでBest Asian Music Video受賞
めっちゃ嬉しい。
そもそもは、結成15周年にあたる今年にむけて、アルバムをリリースしようと考えていたのが2019年頃。で、コロナ禍で世のインディーズバンドで、「あるある」な変換期到来。
それまで、ライブ・ツアーに、なんとなく誘い誘われ、不定期に曲を作り、大して売れてなくても、活動へのモチベーション・自己承認にも日々繋がるアクティビティがあったのが、一切合切ストップ。
「はて、俺たちこれでいいのか、そもそもこの活動意味あるんけ」
と、振り返り、もしくは振り返るにも至らず解散・なんとなく活動停止というバンドを多数目にする昨今。例外なく、我々もその局面を迎えた結果、バンマスである私としては、「はて、お前はどやねん」と自問自答。まぁ今まで通り音楽を続けるスタンスしか自分の中にないわな、てのを再認識。んで、その自分のスタンスについて来れる人達と続けようと考えざるをえず、話し合い・様々経緯を経てメンバーの脱退・加入につながった。
人生は一度きりだ、売れないインディーズバンドは無理強いしてするものではない。
そこから新体制で遠隔のやりとり、頻度を落としつつ感染対策に気をつかってのスタジオリハを経て、9曲レコーディング。これまで曲作りは、スタジオワークで作るのが基本スタンスのところ、何せ会うことができないので、珍しくDTMを駆使して、ほぼ全アレンジ、ベースを作って、メンバーでリアレンジという作曲手法は、振り返ってみても、初の試み。
今回からレーベルを離れてのセルフプロモーション、ディストリビューターだけFriendship（HIPLAND）に任せリリース予定だったため、プロモ内容も基本セルフディレクション（これは前から）。はて、どうするかなぁと考えた結果、
MUSIC VIDEOを4本作成し、ライブで楽曲を伝える代わりに、映像でスケールさせようではないか
というPJが立ち上げることに。
その第一弾が、「dodone」という曲になったわけである。
5/4を基調として、ギター・ピアノ・サックス・ドラム・コントラバス・歌が違う拍子でポリリズムに絡み合う。そこに空間を歪めるストリングスが彩る。で、警鐘に近い、独り言的言葉が置かれていく。
、、、売れる既定路線外れすぎ
っていうのはいつものことなんで置いといて、キツネの嫁入りとしては、2012年リリースの「俯瞰せよ、月曜日」でタッグを組んだ麻田弦監督に再びお願いすることに。別件でやりとりしていて、彼の人柄や最近の制作を見ていて、今この楽曲を頼んだら「どんなものが仕上がってくるのか興味が尽きない」という理由でお願いすることに。そこそこ長い事やってきて、誰かと何かを一緒に作るときに一番大事なのは間違いなくたった一つ
信頼
である。
そんな麻田弦さんはこんな方
映像ディレクター。クラブVJを経て、フリーのMVディレクターとして活動を始める。 手がけたアーティストに、ガガガSP、キセル、二階堂和美らがいる。その後、広告映像に携わるかたわら、大学・専門学校などで講師なども務める。
で、前作もそうだったように、ほぼ楽曲のdemo渡して、イメージお任せ。上がってきた初稿を見て驚愕で打ち震えましたね、ほんと。
イメージ通り、な上にその斜め上いってる！
我々のようなバンドというのは、売れたい気持ちはあるが、その前に、自分たちが納得いくものを作るっていうスタンス。そんなスタンスに呼応するように、この作品は、仮に総スカンで誰にも見向きもされなかったとしても、「お前らのセンスがどうかしてるぜ」と言い切れぐらいには、納得いく作品に仕上がる。そこから、我々としては突っ込むところほぼなく、微調整で制作完了。ローンチに至ったのでした。
なかなかできない経験をさせてもらいました。本当に、改めて麻田弦さん、ありがとうございました。東京にお住まいということもあり、一度も会わず完成したというのもコロナ禍ならではな気もします。
近く乾杯したいものですね！
そんなキツネの嫁入りは、dodone含むアルバムのリリースを10月末に予定しております。それに伴いワンマンライブも12/5に京都アバンギルド で、感染対策キメキメでやりますので皆様お待ちしております。
dodone LP
dodone サブスクリプション
1205ワンマンライブ
UrBANGUILD 15周年企画
キツネの嫁入り 5th ALBUM「Just scratch the surface」リリース記念ワンマンライブ
■2021.12.5 SUN at Kyoto UrBANGUILD
LIVE：キツネの嫁入り
照明：kehaiworks
open 16:30 start 17:30 adv ¥2500 door ¥2800（+1drink）
＜来場特典＞
考えないバードMVで使用された「この人バード？」ラムネプレゼント
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
主催：UrBANGUILD
▼チケット予約
アバンギルドもしくは問い合わせフォームまで
▼感染対策について
http://urbanguild.net/news/
てなわけで、noteで「#わたしの舞台裏」て特集があったので思い立ってまとめてみたのでした。
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