5級を育てるプロジェクト(3)課題設定
(前回のお話はこちら→(2)LINEで)
Yさんから「9枚落ちでぴよ帝に勝ちました」と画像付きで連絡がきたのは、なんと翌日の8/29夜。
は、はやい…。
えらいなーと心の中で思いつつ「80手はかなり長いですね。次は70手以内に勝利することを目指しましょう」と偉そうにハードルを上げてみた。
将棋ウォーズのIDを教えてもらって棋譜を見る。
「ここで詰みを考えてみましょう。5手詰。」
できが良い生徒なので突然重い球を投げてみました。
で、ひとまず居飛車+棒銀から覚えましょうと、動画のリンクを送る。
(ねこまどオンラインの入門講座は無料でみられるのです!!)
棒銀の練習台としてぴよ将棋のコンピューター側を居飛車に固定して対局するように言う。
今回の取り組みは、
私が直接指さずに5級にする
のがテーマ。
素材はネットにいくらでも転がっているので、こちらで良いものを選んで、適切なタイミングで提供する。(いまは情報が多すぎるので、ふるいにかけることはとても大事である)
将棋が強くなる方法はいろいろあるけれど、明確な道がない。
(だから私はピアノやバイオリンのようにメソッドを作りたい)
やるべきことがありすぎる。
勝ち負け以外の基準がない。
普段努力しても進み具合がわからない。
いまいるところがわからなくなり…迷う。
そして自信を無くす。
これが将棋をやめてしまうパターンの一つだと思う。
それを迷わないよう、歩みを止めないように導くのが指導者の役目。
乱暴に言えば、きちんと明確なテーマを持って取り組めばどれをやったって強くなれるし、物凄く情熱があってやり続ければほっといても伸びる。
だけど、通常は自分以外の力が必要である。
指導者か、仲間(ライバル)か。
もちろん、両方いればなおのこと良い。
指導者の役目は「こうやったら必ず強くなれるよ」という課題を適切に与えて、達成感を持たせモチベーションを持続させることである。
そして…
もうひとつの課題、みんなの詰将棋1手詰79問はその翌日、8/30に終了していた。
…超すごい。期待以上である。
こうなると教えるほうも熱が入ってくる。さっそく次へ。
■課題
・9枚落ちを70手以内で勝利
・棒銀でぴよ将棋対局
(下からレベルを上げていって、LV10のピヨ太に勝てるまで)
さて…?
(つづく)
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