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5級を育てるプロジェクト(0)きっかけ

前の記事⇓から9か月ぶりの更新。


だいぶ経ったけれど、Yさんはその後も順調に進歩を続けている。いまでは生徒さんの頑張りに教える側が励まされている。レッスンも順調に続いているので、更新を再開することにした。

* * * *

Yさんと初めて会ったのは女流棋士45周年パーティーの会場だった。
「ブラジルでどうぶつしょうぎを見ました!!」という話から入り、「私も今年(2019年)はブラジルの大会行ってみようかなー?」と。

去年8月、私は世界一周の旅に出た。その最終目的地がブラジルだった。
Yさんもお仕事の都合でブラジルに来ていて、将棋大会の会場で再会。将棋はルールがわかる程度とのことだったけれど、すごく興味を持たれていた。
翌日の学校訪問に付き合ってもらい、もとから合わせてあった帰りの飛行機の中でいろいろと話す。

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シカゴ経由のフライトで、乗り継ぎの時間が5時間もあった。だだっ広い空港にはさほどめぼしい物もなく、喫茶店で時間を持て余していた。
フライドポテトをつまみながら、ふと聞いてみた。

「将棋やってみます?」

そのときの『待ってました』感…!!
漫画なら"キラーン"と目が光るところ。

とりあえずスマホの「ぴよ将棋」の飛車角鬼ごっこからで対局をはじめる。

飛車角鬼ごっこは玉、飛、角の3枚だけでスタートして、歩を増やしていく。細かい話はこちらで。

徐々にレベルをを上げていき、玉を捕まえるコツを教え10枚落ちまではクリア。9枚落ちに入ったあたりで搭乗時間になった。ぴよ将棋のほかに「みんなの詰将棋」をダウンロードしてもらって機内へ。


シカゴから東京までは席がバラバラだったのだけれど、そこからずっと対局していたらしい。飛行機という空間はなにかに没頭するには最高の環境だと思う。

(つづく)

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お知らせ☆

なんと、生徒のYさんもnoteをはじめました。
講師側と生徒側双方からの上達記録ということで合わせてお読みください☆


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