【古民家 リノベーション & DIY ワークショップ】2022年2月26日開催 第2回目 土壁 竹小舞づくり
まどか折橋のフィールド内には、推定築80年程の在来工法で建てられた古民家があります。
この古民家をまどかの拠点とすべく、リノベーションを行っています。
リノベーションのワークショップでは、壁を作り、暖房を作り、土間や竈門などを作ります(ワークショップは毎月土曜全12回で実施予定)。
リノベーションに使用する材料は、身近な里山から集めたものを人の手で製材・加工を施して使用します。 このワークショップでの体験は、身近な素材で作ることを前提にしており、ご自身での応用活用も可能なことを前提としています。
2022年2月26日(土)に開催した第2回目ワークショプでは、土壁の竹小舞を、先日油抜きした竹を使用して作りました。
まずは、竹を割っていきます。
職人の水野さんのご指導のもと、作業を進めました。
竹はウラと呼ばれる上部から割っていきます。
また、根本に近い下部の方をモトと呼びます。
ことわざに、「木もと竹うら」というものがあります。
意味は、木は根元のほうから、竹は先のほうから割るとうまく割れるということにちなみ、物事にはやりやすい方法や順序があるということなのだそうです。
さて、参加者の皆さんにも割っていただきます…!
この日は、青空のもと、前日までの寒さが嘘のように暖かな気候の中作業をすることができました。
午後の休憩時間には、フルートとピアノの演奏を…
そして、まどかの拠点に移動し、土壁の芯となる「竹子舞」の製作開始です!
親竹という縦に入れた太めの竹に、細めの竹を縄で編み付けていきます。
竹子舞、無事に完成です!
次回、3月26日は竹子舞に土を塗り、土壁に仕上げていきます…!
竹は、田舎では身近にある素材です。
土壁は粘土に藁を加えて練ったもの。
身近にある素材で作ることができます。
現代では、防火・強度など安全な建物に居住するためにも、プロ以外の人が家づくりに携わる機会は稀なものになりました。
しかし、このように場合によっては、身近な素材で、自分たちで建物を作ることも可能です。
適切に、こうした技術を学び、利用し、後世に残していけたらと思います。
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