天河神社 旅の話その10 旅立ちの日
起きたのは4時を回った頃でした。
「早いですねえ」とテーブルを挟んで良重さんの声がしました。
お隣は静かです。
昨夜は襖の向こうで「ガーッ!!」と大きないびきがしていて、4人のうち誰かがいびきをかく方だったようです。それでもいつの間にか寝ていました。
夜の明ける前、暗がりの中、天河神社の拝殿へ出向きました。
帰りのバスは7時過ぎで、次が午後3時。私も良重さんも朝7時のバスで出発することに決めていました。
私は真っ暗な拝殿で弁財天様の方をただ眺めていました。(暗いのは平気な人)
そっと、ひふみ祝詞を歌ってみたけど早朝だし声はイマイチ。
瞑想というわけでもなく時々祈ったりしながら、静かな空間を感じていました。
やがて少しづつ空が白んで、下の建物の方から朝のお勤めなのか祈りの声がかすかに聞こえてきます。
やがて良重さんが合流してシンギング・リンを奏でます。
朝拝には参加出来ませんが、最後に拝殿でゆっくりお祈りできたので十分です。
朝食の前に出ますがお茶はいただけました。
2晩泊めていただき、バス停の送り迎えもしていただいて井頭さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
名残惜しいけれど二人は天川村を後にしました。
バスの終点までは良重さんと一緒のバスです。
親切にしていただき、ありがとうございました。細やかさにとても助けられました。よい旅を。
私はここから伊勢神宮を目指します。駅で特急券を作ってもらったら3回乗り換え。
一気に3つの特急列車に乗るのは面白い体験でした。
それぞれの写真をどうぞ。
内宮に着いた時は、なんだか疲れてしまって、天川村で過ごしたようにはいかず、行きたいところだけを歩きました。
最後は猿田彦神社へお参りしました。以前ここでいただいた火打ち石を毎日使っています。猿田彦の神様の波動が入った火打ち石は、その日一日歩く道を安全に祓ってくれるのです。
たった三日間だけれど、とても贅沢な旅でした。
またご縁があったら行きたい場所でした。
弁財天様、またお招きくださいね。
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