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『アルケミー:カルロフ邸殺人事件』アルケミー構築目線でのカードレビュー

|ω・`)ノ ヤァ

こんにちは。はじめまどかです。
私は「マジック:ザ・ギャザリング」のプレイヤーのひとりです。最近は[一般TCG理論]についてよく記事を書いています。

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『アルケミー:カルロフ邸殺人事件』の全カードが公開されたのでそれぞれ自分の整理のために見ていきたいと思います。実装日は3/5(日本時間3/6)となっています。

ただ《鏡割りの寓話》の強さを初見で見破るのが困難なように、事前の評価と全然違う評価になっている可能性もあるのでその点は注意頂ければと思います。


カード画像はエイさん(@ei_eiraku)のポストから拝借しました。




白:3枚


Sleuth Instrucotr

5マナで3/2+2/2と考えるとちょっと弱めなので、他のクリーチャーも続けて表向きにしないと弱いです。

3t:2/2Disguise
4t:3/2FaceUp、2/2Cloak→FaceUp、2/2Cloak

デッキのクリーチャーを3マナ以上をなくし2マナ以下に限定すれば4tに3/2、X/X、2/2で3体並ばせるという芸当も可能です。横並べは環境トップにいるオルゾフがやや苦手としているためチャンスがあるかもしれません。

《火炎術の演出者/Pyrotechnic Performer》と合わせると連鎖してすごいダメージが入るので面白そう。



Spotlight Falcon

サイドボードを圧迫しない《軍団の天使/Legion Angel》。雑にアドバンテージを稼ぐことができるアルケミー環境ではちょっと使われなさそうです。



Scritiny of the Guildpact

単体だと3/3/3くらいの評価。ハンドによっては何もしないのも辛い。



青:5枚


Case of the Lost Witness

《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》による《未来予知/Future Sight》。
《未来予知》は5マナのカードなので上手く引けた場合のコスパはちょっといいです。《未来予知》はいにしえのコントロールデッキのアドバンテージ源として活躍していたイメージがあります。現代では厳しいか。



Excogitator Sphinx

4マナで《ヨーグモスの法務官、ギックス/Gix, Yawgmoth Praetor》みたいなことが出来ると考えるのが近いです。《ヨーグモスの法務官、ギックス》は1,2マナの軽量クリーチャーが多いと強くなるカードなのでこのカードも同様に軽めのクリーチャーを用意しておきたいところ。

このクリーチャーの能力ではインスタントとソーサリーしか抽出しないのでそこは差別化ポイント。必殺のインソーを持ってこれればいいのですが、現環境で上手く扱うことができるのかは?マーク。



Emporium Thopterist

飛行機械を毎ターン手札に創出できる2マナのシステムクリーチャー。ロードでもあります。手札に創出するためにハンドが増えるのも特徴のひとつです。《波の巨人、クルシアス》で捨てたりすることも可能になります。

2t1/1cast
3t1/1、2/2飛行、1/1cast
4t1/1×2、4/2飛行×3

2枚重ね張りしたときは《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》が4/2になるので打点が急にバグります。

多くの人が《苦花/Bitterblossom》を想像すると思います。これもそれによろしく、ハンデスやカウンターなどの妨害と合わせると強力になりそう。

《生命ある象形/Zoetic Glyph》と合わせて7/4にしてパンチするのも面白そうですが、アグロを狙うゲームプランとは若干異なるレンジの能力なので上手くデッキビルディングしてあげる必要があるカードといった印象です。かなり注目株。



Omnious Lockbox

先置きできるコピー呪文ですが、使い方が非常に難しいカードですね。いい活かし方は不明。



Mapping the Maze

効果が複雑で一見何言ってるか分かりにくいカードですね。

例えば墓地の《ショック/Shock》を選んだ場合はそれが(青)(赤)の呪文になり、複数の色を持つカードになっているため手札に戻すことができます。そして手札のそのショックは(青)(赤)というコストになっており、プレイすると追加でドローできるようになっています。という感じのスペルです。

強く使うにはある程度条件があるのであんまり強くなさそう。



黒:4枚


Perforator Crocodile

対戦相手のクリーチャーに全体マイナス修正におまけ付きといった使い方がメインのクリーチャー。サイクリングが付いているので釣り上げる戦略も可能になりそう。クリーチャーデッキ主体の現環境は活躍の好機か。



Cackling Observer

《大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Bat》のようなフライヤー。ナイトメア系の能力になっているので着地時の除去を打つと追放しっぱなしになるので除去を若干打ちづらく(打つしかなく)、除去を何かに変換させられる可能性は高いと見ています。



Lurking Spinecrawler

クリーチャーの生け贄かディスカードを強要できる能力を後続に付与するクリーチャー。このカード本体がやや重めなので手札にクリーチャーがなくてただのバニラになる場合があり得るのが弱みですね。



Snarlfang Vermin

コンバットで悪さをするネズミ。死亡すれば容疑をかけ、容疑を掛けたクリーチャーが死亡すれば1点ルーズさせる。効果はあんまり強くないと思うので、1/2/1というスタッツを重視したいところですが活躍の機会はあまりなさそう。



赤:4枚


Construction Arsonist

戦場に出たときにインスタントやソーサリーにバーン能力を付与するクリーチャー。多色呪文を唱えれば果敢のようにパンプします。

例えば《考慮/Consider》なんかにバーン能力を付与すれば、2点のダメージが追加され、2色の呪文を唱えているので+2/+2されるといった具合です。

イゼットウィザードが組めるかもしれないですね。



Concert Kaboomist

非クリーチャー呪文をいっぱい唱えたターンの次のターンに出すと《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》になると書いてあるクリーチャー。

単体での運用はできないので上手く使いこなすのは難しそう。



Case of the Market Melee

1点ダメージと、クリーチャーへのダメージを累積にする事件。2マナにしては微妙かなと思います。事件の解明条件も結構厳しめなのも気になります。



Shove Aside

《絞殺/Strangle》の上位互換。後手だと瞬速を持ちます。《絞殺/Strangle》はアルケミーにはないのでサイドの定番になる可能性があります。



緑:5枚


Guildpact Greenwalker

パワー修正ができるincorporates持ち。3/4/4というスタッツは無視できないのでかなり偉そうです。

例えば2/2/2が4/6/6で出てきたらびっくりします。使いやすいのは《大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Bat》で、4/5/5、絆魂、護法(2)で出てきたらライフレースが壊れてしまいます。

ゴルガリやアブザンでアグレッシブよりなミッドレンジを組むのもありかも。

《Emporium Thopterist》と組み合わせて《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》を2/4/6、飛行にしても面白いですね。



Rampaging Ursaguana

基本性能は6/6/6、トランプル、護法(2)、速攻。変装持ち。

重いのであんまり使われなさそう。



Sproutwatch Dryad

色んなキーワード能力を集めて最強にできるクリーチャー。構築が難しくなるのであんまり使われなさそう。



Relics the Rubblebelt

印鑑を2枚創出して1枚を戦場に出し、1枚を手札に加える《耕作/Cultivate》みたいなカード。

アーティファクトであるシナジーを活かしたいところですが、上手い使い方は現状思いつきません。



Woodland Investigation

基本土地を手掛かりにして手札に加えられるカード。ドローになるのでロングゲームで偉いかもしれません。

土地をアーティファクトとして悪用しない場合は《数々の別れ/Many Partings》で食物・トークンを出しながら基本土地を探すのと比較するとあんまり使わなそうなカードです。



多色:9枚


Scour the Scene

基本は2/2でアーティファクトをサクると永久にクリーチャーのパワーが上がります。アルケミー環境では若干パワー不足感があります。



Veko, Death's Doorkeeper

リアニメイト系クリーチャー。スタッツが下がってしまうのがかなり気になります。



Tajic, Legion's Valor

攻撃するたびにクリーチャーを創出していけます。《豚》による追放には弱いのが少し気になるところ。



Emmara, Voice of the Conclave

3/2/3、召集、ドラフトなのでアド。ドラフトするカードが召集向けのカードなのでボロスt緑の召集デッキに採用できそうです。



Thought-String Analyst

対戦相手側になったボブ。相手のデッキなのでデッキ構築を工夫したりといったライフを失いにくい構造にできないのでかなりギャンブル要素が高いと見ています。ウィザードなのは評価が高いです。



Izzet Polarizer

死亡時に《イオン化/Ionize》か《電解/Electrolyze》を創出できます。打点がそこまで高くなく殴ったら無視されそうなので、ブロッカーとしての運用になりそう。《巨大戦車の行商人》と相打ちしたいですね。ウィザードなのは評価が高いです。



Roalesk, Prime Specimen

4/4/5、飛行でスタッツが高めなのは高評価。ただ現状青緑系のデッキは台頭していないため活躍できるかは未知数。



Juggle the Performance

手札を捨てて対戦相手のデッキから7枚複写する意味不明な能力のカード。どうやって活躍させればよいのかが思いつきません。




Furgul, Quag Nurturer

場に一体限り《ぬめる双頭ヒル/Slimy Dualleech》を戦場に創出できます。アド源としては優秀っぽく見えますが、アドを稼ぐだけなら他にもあるのでそれ以外のシナジーを探したいところです。


まとめ

このnoteでは「『アルケミー:カルロフ邸殺人事件』アルケミー構築目線での雑感」について紹介しました。

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それでは。

|ω・`) チラ
|彡サッ!


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