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結果を出すには飲酒MTGが丸くて板ァ!

|ω・`)ノ ヤァ

こんにちは。はじめまどか(@hajime1madoka)です。

私は「マジック:ザ・ギャザリング」のプレイヤーのひとりです。主にMTGアリーナの構築フォーマットで遊んでいます。普段からよくnoteを書いているのでご興味を持たれた方は是非、他の記事にも目を通してもらえると嬉しいです。

私の自己紹介の記事はこちら


あまり上手なプレイヤーだと自覚していない自称中級者である私ではありますが、直近では「蒼紅杯~ブル~ムバロウ~」で3rd/111名、「マジック:ザ・ギャザリング ジャパンオープン2024」ではDAY1:9th/462名、DAY2:TOP64という非常に好成績を残すことができました。

私としては競技的にMTGアリーナに取り組んだのはここ1年くらいです。この記事ではなぜこのような好成績を残すことができたのか、上達できた理由を自分なりに分析してみたいと思います。




1.酒を飲みながらプレイに口を出す

私はDiscordサーバーでよくボイスチャットに入ってMTGアリーナを遊んでいます。他の人と「マジック:ザ・ギャザリング」の話ができるのはシンプルに楽しいです。それに、Discordには画面共有機能が付いていて複数人でMTGアリーナのプレイを観戦することができます。

私の場合は自分からDiscordの機能を使って画面共有するのはお酒を飲んでまったりしてるので(めんどくさいので)稀で、ほとんどは他の人のプレイを観戦することが多いです。お酒を飲みながらプレイしていても怒られないのは「MTGアリーナ」ならではの利点ですね。お酒のつまみに「MTGアリーナ」の観戦をするというほど身近な存在なのかもしれませんね。まぁ、スポーツ観戦に似た感じでしょうか。

お酒を飲みながら人のプレイにあーだ、こーだ文句を言っている悪くて楽しい遊び方をしています。

「今のはなんで○○をプレイしなかったの?」とか、「○○から△△をプレイした方がアドだったのでは?」とか文句をつけています。(※嫌がられない範囲でウザ絡みしてみましょう!)

飲酒MTGサイコーだZE!

プレミを指摘しているような感じで割とウザそうな質問ではありますが、上手なタイミングで質問すると「相手に××プレイされる裏目があるからそれをケアしたから△△にしたよ」とか「相手が構えているのでアクションを1ターン遅らせることでマナを効率よく使わせないように立ち回りたいからこうした」といった回答を貰うことができます。

「マジック:ザ・ギャザリング」のプレイヤーはこういった議論が好きな人が多いのでタイミングをよく見計らって聞くと大体の場合はしっかりと受け答えして貰えます。このような問答は自分の予想していない答えであることが多く、自分単独では得ることができなかった考え方を学ぶことができて非常にためになっています。


※※※ MTGしながらの飲酒はほどほどにしましょう ※※※


一見、飲酒MTGは悪い遊び方にも見えますが、飲酒を抜きにすると他の人のプレイを観戦するというのはとてもためになる練習方法のひとつです。

「bigweb」さんの記事の『個人でできるPT出場のための日常的な練習方法 ~ りゅうじ道場 ~』においても「有名プレイヤーの配信もちゃんと見よう」の項目にあるように、

自分ならどうしていたか、なぜこのようなプレイに至ったのか、自分のプレイだったら戦局がどうなっていたのか

https://mtg.bigweb.co.jp/article/kiji/muraeryuji/25

をしっかり考えて観戦するのが大事です。


私の中で一番上達できた理由に直結しているのは、他のプレイヤーのプレイを観ながら自分のプレイと比較することだったと思っています。フレンドのプレイと自分のプレイを同時に考えることができるので、2倍の回数分プレイを考えることができ、さらにその良否も終わった後の検討会のような形で複数人で議論することもできるので成長速度は実質4倍?です。このようなプロセスが自分を上達させてくれたのだと実感しています。

つまり、飲酒MTG後方腕組みおじさんが板ってことです。

観戦に回ると対戦する機会が減るのでMTGアリーナのラダーのランクがなかなか上がらないというデメリットはあります。万年プラチナ帯です対戦よろしくお願いします。



2.長所を見て、短所は見ない

前の項目では「酒を飲みながらプレイに口を出す」という話をしました。その質問の方法として、誰にどんな質問をしてどんな回答を貰うかというのもとても大事なことです。何でも得意で何でも知っているという人がいればいいのですが、そんないい人はなかなかいません。得意な分野があったり、いろいろんなレベル感の人がいます。

どんな感じの人がいるのかよく遊んでいるフレンドを紹介してみます!


※※※ フィクションを多分に含んでいます。 ※※※


Aさんはアグロや、少し前のめりなミッドレンジが得意なプレイヤーです。そのターンに短期的な最大バリューとなる選択の思考が速いのはもちろんのこと、2,3ターンの間くらいの比較的短いゲームレンジを視野に入れたプレイングが得意です。また、デッキビルダー気質なところもあって環境初期はその強みを発揮することができます。一方、得意なゲームレンジ以上となるコントロールは苦手としています。

Bさんはミッドレンジをプレイするのが得意なプレイヤーです。得意なミッドレンジ以外でもアグロ、コントロール、コンボなど環境に存在するアーキタイプは一通りプレイしています。それによって、自身の操るデッキに対応してくる相手に対してのプレイング感覚も養っており、プレイングやサイドボーディングにおいての対応力が高いです。特に環境中期に強みを発揮するプレイヤーです。

Cさんはシナジーデッキが好きなプレイヤーです。環境に存在するシナジーやコンボを発掘するのが得意で、特に環境初期のデッキビルディングには光るモノがあります。また、自身の作ったデッキを熟知しているため、受け入れの広いプレイングをすることもできます。

Dさんは何を使ってもそつなくこなすことができますが特にコントロールが好きなプレイヤーです。守勢においての凌ぎ方と攻守の切り替えが特に得意です。コントロールのデッキの組み方といいますか採用しているカード1枚の重みをよく理解しており、コントロール以外のデッキにおいてもチューニングを得意としています。特に環境終盤に強いプレイヤーです。

Eさんはコンボデッキが好きなプレイヤーです。好きなデッキをかなりやり込むタイプのプレイスタイルで特定のデッキに非常に精通しています。その使い慣れているデッキに対しては安心と信頼して質問を投げることができます。


※※※ フィクションを多分に含んでいます。 ※※※


具体例を挙げてみた中でもたくさんのプレイスタイルの人がいるというのが分かったかと思います。なので、その人の短所を見るのではなく、長所を自分に取り入れられるように立ち振る舞うといいですね。私の場合、アドバイスを貰うにしてもその人の長所であるところをよく参考にするようにしました。元も子もないことを言えばコントロールデッキが苦手なAさんにコントロールデッキのことを聞いてもしょうがないので。



3.飲酒MTGと思考のクセ

行動経済学の話を少しします。

認知のクセを生む理論のうち最も基本となるのが「システム1vsシステム2」です。「システム1」は直観である「ファスト」、「システム2」は熟考である「スロー」とも呼ばれます。

「システム1」が必ずしも間違っているということはありませんが、認知のクセを生み出すために時に間違った意思決定に繋がってしまう可能性があります。

よく「手なり」でプレイしてしまったという声を聞きますが、これは「システム1」に当てはまっているのだと思います。

「マジック:ザ・ギャザリング」で言えば1,2ターン目に土地を置く際は単色であれば「システム1」でほとんど処理できていると思います。多色のデッキであれば色マナがきちんと出るように意識して「システム2」で処理することになるでしょう。

ゲームのプレイングでは「システム1vsシステム2」というのは私も意識しているところです。特に気を付けているのが相手のライフを0にして勝利できる可能性が出てくるリーサルのある状況では直観である「システム1」をいくらか頼りにしつつ、熟考である「システム2」に意識して切り替えるようにしています。

飲酒しながらMTGをしているときに、少しでも「考えるのがめんどくさいな…」と思う盤面があったら「システム2」に切り替えた方がいい状況です。飲酒MTGをしていると脳を切り替えるべき状況が顕著に分かりやすいのです。これはあくまで、私の場合なので参考にはならないかもしれません。



4.自我を出さない

蒼紅杯~ブル~ムバロウ~」と「マジック:ザ・ギャザリング ジャパンオープン2024」の2つの大会で特に意識したことは自我を出さないということです。具体的には以下の2つです。

1.デッキ選択
2.デッキ調整(チューニング)

デッキ選択においては過去の戦績を基にすると得意なデッキと苦手なデッキが見えてきます。私の場合では、過去のデッキ選択を見てみるとメタゲームを想定した上で受けに回る難しいデッキを選択することが多い傾向が分かりました。そして、それらの成績はどれも振るわないものとなっていたのです!なので、ここで自我を出さずに過去のデータを基にすると受けに回らないデッキであるアグロかミッドレンジを握るという選択肢を取ることにしました。そのため、デッキ選択段階からアーキタイプを絞ることができたので時間を上手く使うこともできましたね。


デッキ調整においては過去の自分のデッキを振り返ってみると変なカードを入れることが多いと感じていました。これは自分自身が上手いプレイヤーであると自覚していないために、デッキリストで差を付けようとしてメタゲームで刺さることが予想される特殊なカードをぶちこむ傾向にあるということです。


予選ウィークエンド:ヒストリック/ボロスエネルギー

例えば、予選ウィークエンドでヒストリックのフォーマットだったときのデッキリストを載せてみます。ボロスエネルギーの一強環境であったためメタカードとして《地震波/Seismic Wave》を入れていますが明らかにやり過ぎでした。こんな感じでメタカードで差を付けようとする悪癖が私にはあります。

悪癖をなんとなく理解できるようになってきたため、今回の大会では変なメタカードを入れずに王道を行くことにしました。これには多少なりとも頑張ってきた自分のプレイングを信じてあげようという気持ちもいくらか含まれます。



まとめ

今回の記事では「結果を出すには飲酒MTGが丸くて板ァ!」をお届けしました。

かなりざっくりと自分用の備忘録としてnoteを書きましたが参考になれば幸いです。


私の参加している「MTGアリーナ」の「調整チーム」では予選プレイイン、ウィークエンドへの調整や雑談を日夜行っております。

どんなことをしているのかは以下の記事を読んで頂ければ嬉しいです。

現在は主に予選ウィークエンドの種目を中心に遊んでいます。ゆるいゲーム系雑談コミュニティなので参加者は随時募集中です。
はじめまどか(@hajime1madoka)までご連絡頂ければ。


それでは。

|ω・`) チラ
|彡サッ!


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