初投稿から3年半。振り返りとこれから。
2019年にWebデザイナーとしてのキャリアをスタートさせ、2021年からはUIデザイナーとして活動しているマドカです。
Webデザイナーになるまでの経歴は過去記事をどうぞ。
このたび人生における新たな節目を迎えることになったので、note初投稿から今に至るまでの間をざっくり振り返ってみようと思います。
私のようにWebデザインスクールを卒業してから、フリーランス活動をしていくなかで悩まれている方の何かしらの参考になればうれしいです🙏
スキルの伸び悩み
noteに初投稿したのがデジハリを卒業してから1年半が経過したあたり。
そこからさらに約1年ほど、フリーランスとチームランス活動を通じてWebデザイン制作に携わってきました。
幸運にもたくさんのご縁に恵まれ、継続的にお仕事をいただくことができ、自分ながら楽しんで取り組んでいました。
が、デジハリを卒業してから抱えていたスキルの伸び悩みはずっと解消されないままでした。
今の時代はありがたいことに、様々な書籍や動画からある程度は独学で習得できるものの、大学や会社組織等で体系的に学んで身につけたスキルや経験と比べると、どうしても質やレベルの低さが気になっていました。
自分の力量不足に不安と焦りが拭えず、SNSで輝かしく活躍されている他のデザイナーの方々を見ては毎日劣等感に苛まれる日々…
そんな悶々とする日々を過ごすなかで、背伸びをしてでも新しい環境で挑戦しないと、今の自分以上には成長できないと思いました。
Goodpatch Anywhereとの出会い
Webデザイナーとしての成長を求めて、いざ転職活動開始🔥
新卒の頃は就職活動でさくっと内定をもらえていただけに、今回も何とかなるだろうと高を括っていました。
が、30歳後半での転職活動はというと、、全然うまくいきません…
年齢のこと、小さい子持ちということ、今みたいにリモートが主流になる前だったこともあってか、当時の私の環境×スキル・経験×フルリモートの条件は相当厳しかったと思います。
自分の実績についてダメ出しされたり、スキル不足や条件的に厳しかったりでうまくいかないことが続き、悔しすぎて涙したことも😭
転職活動が散々な結果に終わるなか、ふとGoodpatch Anywhereというフリーランス集団の募集内容を目にしました。
フリーランスとしてフルリモートで様々なプロジェクトに参画できる、まさに私が求めていた環境では!?と思いました。
そんなわくわく感と同時に、独学かつ運だけでここまでやってきたような、いちWebデザイナーごときの私が本当にそんな環境でやっていけるのか…? という不安もよぎりました。
それでも自ら環境を変えない限り何も変わらないと思い、えいや!の勢いでGoodpatch Anywhereにジョインしました。その後少し経ってからプロジェクト参画へのお誘いをいただき、2019年9月私の初プロジェクトがスタートしました。
ドキドキの初プロジェクトを終えてみて
プロジェクトの詳細は書けないので初参加したときの感想に留めますが、Anywhereにはスーパーサイヤ人しかいないの?というくらいに、スキル・経験豊富かつリモートでのコミュニケーション能力めちゃ高いメンバーに圧倒されました。
そんなメンバーと比べて、スキルも経験も薄っぺらで野良デザイナーとしてたかだか2年半ほどやってきただけの私は、毎日ついていくのに必死🙀
参画したての頃の私にとって、Webデザインの基本的な話ならなんとかなったものの、UIデザインやサービスデザインの領域は未知の世界で頭の中は毎日???の連続でした。
Lo-fi、 Hi-fi、 開発フィジビリ、UIライブラリ、フレームワーク、MUI、バリュープロポジションマップ、ヒューリスティック評価・・・???
ほんとに挙げたらきりがないくらい初耳ワードばかり。
とはいえ、プロジェクトにはプロのUIデザイナーとしてジョインしているわけですから、そんな顔は決して表に出せないし、それ相応のアウトプットを求められます。そのうえ、当時Figmaをちょうど学び始めた頃でまだまだ効率的な使い方もできず、一刻も早く制作ツールに慣れる必要もありました。
決められた稼働時間のなかで質の高いアウトプットを出すために、とにかく時間が許す限りググったり参考書籍を探したりしながら、毎日新しい知識を必死にインプットしてベースアップに集中しました(以下、やったことの例)
Figmaの機能を理解する
UIデザイン・サービスデザイン関連書籍を片っ端から読み漁る
レスポンシブ挙動やデバイスサイズの違いについて考える
有名どころのデザインシステムをたくさんみる
有名どころのデザインシステムのFigmaファイルの中身をみる
有名どころのアプリやサービスに触れる
その他にも、Anywhereには有り難いことに先人のスーパーサイヤ人の方々のナレッジがドキュメント化&蓄積されているので、こんな状況のときはこうしたらうまくいった!などの対応策をたくさん参考にさせていただきました🙏(言語化、大事🥺)
さらに、在籍メンバーに1on1をお願いすることができるので、どうしてもお知恵をお借りしたい!というときはこの制度を利用しました。
そんなこんなで、たくさんの方々にお力添えをいただきながら、初プロジェクトでの約4ヶ月間を無事に走りきることができました😭👏
プロジェクトの終わりがちょうど見えてきたころ、次のお誘いをいただいたのですが、今の自分のレベルでこのまま続けられるのだろうか…と悩みました。
が、Anywhereに参画したのも、デザイナーとしての成長が目的だったので、とにかく挑戦してみよう…!と思い、まずは2年を目標にやりきることを決意しました。
覚悟を決めてから2年半が経過
気が付けば、あのとき覚悟を決めてから約2年半が過ぎました。
振り返るとあっという間でしたが、その間にたくさんのプロジェクトに関わらせていただくことができました。
フリーランスのWebデザイナーのままだったら絶対に関わることはできなかったであろう、SaaSの管理画面、大手企業サイトのリニューアル、アプリのUIデザインなど、2年半の間に多くの新しい領域に足を踏み入れ、プロダクトデザインやサービスデザインの奥深さと面白さを体感できる現場に身を置かせていただきました。
ようやくAnywhereの環境にも慣れて、UIデザイナーとしての自分の成長も少しは感じられるようになった今、これまで学んだたくさんのことをもっと実践してみたい、実践することで事業や社会に貢献したい、一つのプロダクトやサービスにフルコミットすることでもっと深く熱く関わってみたい、といった思いが自分の中で徐々に芽生え始めました。
そんな思いの種が少しずつ大きくなっていくなか、いいご縁があったらな、くらいのスタンスで登録していた転職サイトで、とある事業会社のデザイナーの方からメッセージをいただいたのが始まりでした。
とにかく一度お話を聞いてみようと思い、カジュアル面談に進むことにしました。
そこでいろんなお話を伺っていくなかで、今所属されているメンバーの方々が元々はWebデザイナーであり、ここ数年でUIデザイン制作を学びながら実践されていて自分と似たような道のりだったことや、今のチームが抱える課題感なども包み隠さずお話してくださったことがとても印象的で、あれよあれよと気が付けば最終面談まで進んでいました。
正直、転職がマストな状況ではなかったことや、Anywhereでの活動も継続したい気持ちがあったことから、内定をいただいたときは本気で悩みました。
私を信じて来てほしいとお言葉をかけてくださった方々の思いに素直に応えたいと思えたこと、仕事探しの際に自分が軸にしていたものにハマったこと、今の自分の力でフルコミットすることで事業や社会にもっとバリューを出していきたいと思えたことが最終的な決め手となり、ようやく決心がつきました。
フリーランスから事業会社のUIデザイナーへ
こうして、5年ほど歩んだフリーランスを一旦卒業して、人生2回目の会社員としての道をスタートさせることになりました。3月からは事業会社のUIデザイナーとして活動します(1月から業務委託として参画)🔥
会社的には副業OKなのですが、いろいろ慣れるまでは余裕がないだろうし、まずは新しい環境に集中しようと思い、お世話になったGoodpatch Anywhereも一旦卒業することに。
本当に濃厚な2年半を過ごすことができ、Goodpatch Anywhereでの経験がなかったら今の私はないと思えるほど、たくさんの貴重な機会をいただきました。また戻ってくる未来があるかもしれませんが、もしそのときがくるなら、今度は私がgiveできる側になれるように精一杯成長したいと思います💪
後日、入社エントリも綴る予定ですので、気になった方はぜひ覗いてもらえるとうれしいです。
以上、近況報告でした。拙い文章ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました🙏
参考情報一覧
Figma学習参考
ジョイン前に基礎学習として、こちらのUdemy講座にお世話になりました。
こちらはFigmaに一気に魅了されるきっかけになったYouTube動画です。
あとは実践あるのみかなと思います。実際触ることで覚えたり気づきがあったりするので、とにかくFigmaを触りまくるのが一番てっとり早いです。
有料プランじゃないと使えない機能も多いので、勉強のためにもプロプランにするのは十分価値があると思います。
UI/UXデザイン参考
私が実際に参考になった!と思えた書籍をいくつかご紹介します。
デザインシステムの概念から導入に至るまでの具体を知ることができます。
こちらの書籍はサービスデザインのいろいろなフレームワークを学べます。
UIを考えるうえで人間の心理や行動に基づいた大事なポイントを学ぶことができます。
デザインシステム参考
まずは何と言ってもAppleとGoogleのデザインガイドライン。
UI制作の中で迷ったときは必ず確認しています。
海外製デザインシステムでよく参考にさせていただいているものです。
国内のデザインシステムだとこちらを参考にさせていただいています。
以下はデザインシステムを導入する際に参考にさせていただいた記事です。(閲覧可能な形で公開してくださっていて本当にありがたいです🙇)