#2 サスシェア

先日、Sushi Tech Toyo 2024 Start Up Programに行ってきましたー!

持続可能な新しい価値を生み出すため、世界が直面する課題へ立ち向かうためのテクノロジーやアイディアに取り組んでいるスタートアップが集結しているイベントです😊

個人的にサステナブルな視点に触れたり知れるとワクワクするので、有意義なイベント2日間でした!

サスシェア*したいことをまとめたので、気になる方は読んでもらえると嬉しいです!(*隣にの人に広めていきたいサステナブル視点の知識やアクションのことを勝手に命名)


コーヒー & チョコレート 2050年問題

2050年には、今の業態と低い収入水準でいくと、コーヒーやチョコレートは食べられなくなってしまう可能性の高い食品です。イベントではコーヒーを中心にお話をされていましたが、チョコレートでも同じ問題が起こっているそうです。

要因1 気候変動
昨今の地球温暖化による気候変動により気温や湿度の上昇からくる「さび病」という被害が広がり、さらには干ばつも進むことで、コーヒー栽培に適した土地の60%も半減する見込みというものです。
参照:さび病とは菌が作物の葉の裏に付着し、菌糸を伸ばして葉肉を浸食し、やがて光合成機能を失い、数年で枯れてしまう病気だそうです。

要因2 生産農家の離農と貧困
コーヒー1杯500円から、最終的にコーヒー農家さんの収入となるコーヒーチェリーの代金は「6円」全体の1.2%だそうです。過去10年間ではコーヒー豆が生産コスト以下で売られていたというブラック企業のようなケースもあり、コーヒー農家は十分な収入が得られず、貧困と隣り合わせの生活を強いられていることや、小規模な農家ほど環境被害・自然災害のダメージが大きく収入が安定しない厳しい現実がある。

原産国の物価からすると「6円」は安くは無いのかもしれないのですが、働き世代は他の給与の高い産業に流れていくのは明らかですね。

日本橋にある「Good Farm Coffee」さんが、コーヒーを丁寧に1杯ずつ提供しながら、このお話をしてくださったのが、すごく自分ごととして聞き入ってしました。

Good Farm Coffeeさんは、この生産農家さんへの分配を少しでも改善するため、現地では自転車脱穀機を導入されています!
通常の大きな脱穀機の10分の1以下の価格で導入することができて、燃料や電気を全く使わず、かつ通常の生産過程では使用する大量の水を使用しますが、それも10分の1以下に抑えることできます!驚き!

参考記事:
コーヒー
チョコレート


ASEAN の現状

興味のあるASEAN!パネルセッションでは各国で x Tech で勢いのある産業エリアについて話されていました!

  • 台湾・・・ヘルスケア

ヘルスケア業界の市場がダントツでした!また小国だからこそ、スピーディーにビジネス展開することが可能だそう。

  • タイ・・・Food Tech、Health Tech、Software、Logistics

スピーカーの方がまず言っていたのは、どの業界もターゲット決めが大事だと。タイは他ASEANの諸国よりも国自体が成熟しているので、政府としてスタートアップへのサポート体制もあり、起業しやすい印象を受けました。

起業者向け参考サイト:
BOI・・・タイでの起業手順なども記載あり
Thailand Digital Startup Institute
EEC

True Digital Park

  • フィリピン・・・e.commerce、finance、HR

若者世代(平均年齢25歳)の人口が多い!これは強い!タイに比べると、まだ発展途上段階でスタートアップの立ち上げ、軌道に乗るまでに少し時間がかかる傾向にあるが、魅力度は高い。

今まさに興味のあるASEANエリアに関してで、テンション上がりました!個人的にはインドネシアのフードテックやアグリテックの市場について状況を調べ中です。


世界と日本技術の架け橋し「Oishii Farm」

米国を拠点に、サステナブルな農業実現を目指して直物工場を展開する「Oishii Farm」さんも登壇されていました!
CEO 古賀 大貴さんはサステナブル系の記事やメディアで見ない日はないくらい。パネルは席満員+立ち見ズラズラ!Oishiiへの注目の高さよ✨

以下3点は、Oishiiが「いちご」をメイン商品にロックオンした背景。
自己分析するときも大切だなぁと聞き入っていました。

Oishii Farmの手法である「垂直農業」を始める時、いちご vs 葉菜類を以下の視点で考えていたそうです!

  1. 利益率

    • 資金調達

    • 貴重性

  2. テクノロジーのハードル

    • 5年以上の テックモート

    • スピード感を持って拡充できるか

  3. ブランド力
    例:〇〇といえば Oishii

    • 商品よりも経験価値

結果、いちご🍓🎉

最初のいちごを実らせるまでの2年間の試行錯誤では、自分たちで毎日ハチをグリーンハウス内に飛ばして受粉させたりしたとか!
今日は1匹、今日は3匹など、調整もするらしい😳Oishii Farmチームの強みですね。

さらに再認識したことは、日本の農業の強みです。
・グリーンハウス技術
・種業(トマトなど)

ここはMade by Japanとして今後アピールしていけるなぁと感じました!

また農業全体や個人レベルの農業の独自ノウハウが、何十年と日本の貯金技術として蓄積されていることで、他の国が1年そこらで抜くことは難しいと言う点も話されていました!

参考サイト:
Oishii Farm
プレンティー


感想

ますますアグリテック、フードテックに興味が湧く〜😊 

そして、どの環境課題に関しても「できないことはない」と改めて実感できました!

無意識に自分の世界観や価値観が狭まっている感覚がここ数年あり、ここで眺めていてるだけでは物足りない!と言う気持ちが、現状の課題を知ること、熱い方たちのアイディアや意見に触れることで、自分自身の世界観を広げることと、自分の興味ある方向性の解像度もググッと上がりました。

そして気になったのは、皆さんどのようにしてこのようなイベント情報を入手するのでしょうか?
私の周り(既婚者&育児休暇中の多いコミュニティー)だと、まだまだなか知られていないと思うので、もっとアクセスしやすい環境づくりは巻き込む意味で必要そう🧐

できないことはない!個人レベルでもコツコツと。

では、今週もみなさんお疲れ様でした!

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