裁かれるべき人は本当は誰?

いろんな人がさあ、いろんなことを好きに言うんだよね。


言わせておけばいいよ。


それを受け入れるかどうかはこちらの都合なんでね(笑)。って、子どもの頃から思ってる。

育児って宗教みたいなもので、「こうした方が良い」「私の時はああだった」「いやいや、これはこうなんだよ」って本当に様々な人が言ってくる。


聞いてもないし相談もしてないのに、なぜ意見してくるんだろうね。


助産師や看護師、医師や実母に義母に義父に友達に同僚に夫の上司に………と、好き勝手にもの申す人達は枚挙に暇がない。
私は育児2回目だし(長男を産んだのは15年前)、40歳越えてますからね、ある程度のスルースキルはあるわけです。
スルースキルというか手抜きするポイントを掴んでいるというか。

新生児育児をした経産婦のほとんどが「あの頃の記憶がない」って言うのよ。
なぜかってそれぐらい壮絶だから。例え、夫や両親の助けがあってもしょせん彼らはヘルプであって、やっぱりメインは母親になるからね。
だけど私は長男の時も次男の今も記憶あるんだよね。なぜかっていうと最初から手抜きしてるから(笑)。
大切なのは育児は手抜きしないってこと。代わりに家事は手抜きしてます。
私は雨の日は洗濯と育児以外しないって決めてるし、土日は夫にわざとワンオペさせて、その間、私は友達とお茶したり映画見たりしてる。
まあ、それを許してくれる夫だから成り立つわけで、彼には感謝してます(土日だけ)。

元来が生意気な私とは違い、真面目で素直なお母さんたち(特に初産)は、あの人やこの人の意見を全部受け入れてその通りにしてる。
そしたら、案の定、自分の心の余裕と睡眠時間が激減して精神不安定に。
産後うつなんて生易しい響きじゃないからね、この状況は。実際、病んでるお母さんって本当に多い。

病んでるお母さんの共通点は「真面目」「素直」「若い(人生経験が浅い)」。
そして、なによりも、


夫がクソ。


児童虐待ってどの家庭にも起こりうることなんですよ。私だってこんな性格していてもどうなるかわからない。
そのストッパーとなる存在は親でも友達でも行政でもなく夫なんです。


夫が思いやりがないクソヤロウだと虐待は起こりやすくなる。


仮に実際に虐待をしていたのが母親だとしても、彼女をそこまで追い詰めたのは夫なんです。
共に暮らしていれば気づくはずの妻からのSOSを無視しているわけだから。
全ての女性が私みたいに自分の意見をしっかりめな言葉で言えるわけがないんです。
結構、夫に本音や弱音を言えないって妻は多いからね。
そういう女性というか人生の伴侶の心の細やかな機微に気づけない男が児童虐待が起きる最大要因だと思うな、私は。

親は母親だけじゃないんですよ。
子は女性だけでは作れません。
オムツを替えてミルクをあげるだけが育児じゃありませんから、ほんと。


育児をしない男は父親とは言えないね。
ただの精子提供者だよ。


子どもが欲しいなら育児をきっちりやる覚悟を持つべき。
妻を支え、自ら率先してできないなら妻が言ったことはきっちりやる。
それができないなら、家事をまるっと全部する。
それすらできない、やりたくないなら、


そんな男は今すぐに人間やめろ。


まあ、私は長男を身籠った瞬間からそういう話を夫にしていました。
うちの夫もね、昔はだいぶ気が利かない人だったんでね。
「あなたが私を助けてくれないなら、ある日、帰宅してクローゼットを開けたら私が首つってるかもね」ってよく脅してた(笑)。
まあ、それぐらい壮絶なんですよ、出産も育児も。
でもね、ここまで言ってもわからないぼんくらクソヤロウっているんですよ。
そんな人は小学校から国語をやり直すか、妻の言いなりになる男気見せるかどちらかを選ぶべきだね。

昨年、某県で悲しすぎる事件が起こりました。
最近、その裁判が始まってネットニュースで取り上げられてるよね。
本当の加害者は誰なんだ?ってことですよ。
裁かれるべき人は母親だけじゃねーだろ。

亡くなられたお子さんのご冥福を心からお祈りします。なにより、追い詰められてどこにも逃げ場がなかったお母さんのこれからがどうか幸せであってほしい。

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