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大学入学共通テストを解いてみると

先日の大学入学共通テストの英語、一通り解いてみました。

センター試験から大幅に変わると言われていましたが、まさに“大幅”に変わっていました。

リーディング100問、リスニング100問。
どこかで聞いたような試験形式のような…。

リーディング問題から従来の発音・アクセント・語彙・文法の問題が消え、全てが読解問題になりました。発音・アクセントの問題は必要なのか?という疑問は自分が学生の頃からあったので、テスト自体は良くなったように思います。

ただ同時に、レベルアップしたことも事実ですね。

小手先のテクニックや付け焼き刃ではどうしようもありません。


今年は初めての共通テストということで対策も難しかったとは思います。事前の試行調査の問題よりも遥かに難解、逆に簡単だったなどいろいろなことが起こったようで、大手予備校も来年以降、対策に勝負をかけてくることでしょう。

というわけで、初年度の今年は大変だったと思います。あれだけの問題をあれだけの時間で解いた受験生のみなさん、お疲れ様でした。私は英語しか解いていませんが、リーディングは特に、大幅に問題をやり残した受験生は多かったのではないでしょうか。


今後の対策としては、普段からしっかり思考を巡らせて問題に取り組むことが必要になるでしょう。


TOEIC?

リーディングを解き始めて真っ先に感じたのが、

これ、TOEIC?

という感覚。スマホのチャットをみて答える問題や複数の文書と合わせて表や図を見て答える問題。


TOEICのリーディングで必要とされる、照らし合わせと推測です。まさに。


TOEICでは最大で3つの文書やグラフを見て答えるトリプルパッセージというのがありますが、今回の共通テストでは4つを読み込んで答える大問がありました。

いわゆる、あちこちの情報を見てつなぎ合わせないと正しい答えにならない問題です。

似て非なるもの

ただ形式が似ている問題はあれど、そこはやはり共通テスト。
TOEICとは違う種類のテストだなぁというのも同時に感じました。

最後にどんでん返しがあるなど(笑)TOEICにはない要素です。

リスニング

リスニングは逆に、試行調査の問題の方が難解だったという話でした。
英検で言うと、準1級レベルのリスニングだったそうですが、共通テストはそこまでではなかったみたいです。

個人的には、ニューヨークのブロードウェイでみるミュージカルのお勧めを聞いて、どの作品を見るか最終的に1つに決めるという問題があり、親しみが持てました。

受験生が興味を持つ内容

リーディング・リスニング共に内容は学生向きで、聞いたことがある話や興味があるであろう話が多かったと思います。

リーディングはTOEIC見たいな問題が続いた後、長文の小説や論説文もしっかりあり、テストではなく時間をかけてじっくり読めれば楽しいかも知れないなと感じました。

しかし、これはテスト。
スピードが求められます。

単語を覚えれば大丈夫、という時代は完全に終わりました。

しっかり考える問題が増えてきた共通テスト。
受験生は英語だけでなく他の科目もあるわけですから、本当によくがんばりました!と言いたいです!

お疲れ様でした!
それでは、また!


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