余命

進行スピードがはやく、余命は数ヶ月であると思います。

友達からLINEが届いた
医師の先生からの1枚の紙
「余命宣告されたわ」
「3ヶ月持つかもたんかやって」

「まじ」
「年末年始とかゆうてられへんやん」
「3ヶ月って覚悟決めれへん短い」

自分が友達の立場になったらって考えた
気が動転する
お葬式を思い出した
自分のお母さん、お父さんが見たことのない表情でいる。
私はおばあちゃんとおじいちゃんがいなくなったよりも、目の前にいる涙溢れる姿を見て悲しくなっていた。

毎日、お母さんから今日の出来事がLINEでくる。
それを既読無視になる時や、一言返事する
朝、ゆっくりしていたら急に鍵を開けてはいってくるお母さん。
「あんた、はよ仕事いきや」
洗濯物を干していたら
「朝から大変やな~」
とタバコ吸いに外に出る。

おじいちゃんの話になった。
余命言われたら短いよ…

お母さんとお父さんは、四国に旅行に出た。
残りの人生、旅行したいらしい。


「あんたより先が短いからなぁ」って。

うどんを食べたそうに
2人はウキウキした表情で出掛けていく。

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