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孤独について考えてみた

柔軟性を養いたい、とか、
自分の選択肢を広げたい、とか、
そういう思いで一人旅行に来てみたのだけど、
実際には、ずっとうきうきということもなくて、
何度も孤独に襲われた。

平日仕事で忙しくしている時は、
暇になりたい、
と切望していたはずなのに、
いざ時間だけがあると、
孤独な感情が芽生えてきて、
目の前のことを集中して楽しむことが出来ない。
平日の私にとって、羨ましいことだったはずなのに。笑


普段は連絡無精で、
友達へのLINEも返事が遅いくせに。
自分からあまり連絡しないくせに。

自分の身勝手さに少々の嫌気も差した。

旅行先で、頼んだ食べ物が豪華なボリュームだった時に、
かえって、寂しさが増す。

1人なら、そんなに豪華でなくても良いのに。

人といれば、量が多いことに、
ラッキーだね!とか、
いくらなんでも多すぎる、とか、
笑い合ったりしただろうに。


綺麗な景色も、どこか切なく感じて、
誰かと一緒に見られたらと思っていた。

1人の時間も、
人と居たいということばかり考えている。


これまでだったら、
その時点で家族や友達に連絡をしたと思うが、


今回は、孤独と向き合いたくなった。


孤独を味わいたくなった。


ああ、孤独だなあと、ただ、受け止めていた。

忙しい時には、この孤独を味わうことも出来ないから、
ある意味貴重かもしれない。


ぐっと、静かに、自分の中に芽生える感情を、受け止めていた。


海の後ろに沈む夕日を眺めながら、


自分の感情を、静かに、眺めていた。


自分が無力な気がして寂しいんだね、と。


ああ、

私は、必要とされたいんだな。


笑わせたり、


幸せにしたり、


そんなことをしたいんだ、


と思った。


私に出来ることってなんだろう。

私が出来ることはあるかなあ。


大したことは出来ないけれど、

何も持っていないけれど、


誰かの役に立ちたいから、

まずは私から、


努力をしよう、

ギブ出来ることを考えよう、


積極的にギブしていこう、


そう思った。




きっと、必ず誰かの役に立てる。


そう信じて、続ける必要がある。



努力をして、

"誰かの必要"に、

なるのだ。



私が誰かのためになれる。



私は、HPが少ないから、予定が沢山詰まっていることが苦手なこともあって、自分から友達に会おうと言うことは少ないのだけど、

いつも私に会おうと言ってくれる彼女達は、
「"私が必要なんだな”と感じられる」をくれていたんだな、

と気付いた。

相手の要望に応えているような気持ちになっていたけれど、

そうじゃない。

"私が"、もらっていたのだ。

みんな私に、くれていたのだ。


明日、友達に会う。

その子に久しぶりに会う。

あなたに会えて嬉しいよ、と言おう。

あなたに会いたかったよ、と言おう。

いつも誘ってくれてありがとう、と言おう。

とびっきりに美味しいケーキを買っていこう。

私にとって、大切な存在であることを、

色々な表現で伝えよう。




夜に、連絡をくれた人がいて、

私の孤独に共感してくれた。

たわいもない話をした。

それが純粋に楽しくて、

そしてやっぱり、

とても嬉しかった。


そういう人たちのおかげで、

私は、いつも、

幸せでいられているんだな。

私も、何か、与えられる人になるぞ。



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