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機械設計という仕事って、機械系の知識だけが必要ではない

皆さんお疲れ様です。

イグアナです。

私は、大手企業の派遣社員として機械設計のエンジニアで5年ほど仕事しています。

機械設計というと機械系の学生しか行けない業種と思いがちですが、実は違います。

今回から、私の仕事について紹介していこうと思います。

この記事は以下の人向けに作成しました。

・機械設計について知りたい

・機械設計に興味がある

・機械設計ってどんな知識が必要か知りたい

最後まで見て頂けると、機械設計って何をするのか、どんな知識が必要なのかが分かるようになっています。

機械設計ってなにするの?

機械は自動車、電車、船、飛行機、プラント、ロボット、パソコン、テレビ、冷蔵庫、スマホ、生産設備などがあります。

機械設計とは、文字通り機械の設計図を作成することや、どんな性能を持たせるのかを決めることです。

性能を決める?

設計図を作るというのはイメージしやすいですが、性能を決めるってなんだか良く分からないですよね?

性能とは機械が持っている個性のようなものです。

例えば、扇風機だったら風を送る、冷蔵庫であれば食品を冷やすということになります。

性能を決めるのも設計の仕事と知ったのは設計の仕事をするまで知らなかったです。

入社前にイメージしていたのは、机にかじりついてパソコンを使って図面を作成することでした。

性能を決める人は設計とは違う業務内容と思っていたので、びっくりしたことを覚えています。

機械設計って機械系の学生が行く世界?

機械設計では機械系の学生が大学で習う4大力学と呼ばれる知識が必要です。

4大力学って何なの?と言う人向けに今後、記事を作ろうと思いますが、今は、そんな学問があるくらいに思っておけば大丈夫です。

結局、機械系の学生がいける世界と思うかもしれませんが違いますよ。

機械系の知識が必要ですが、機械系のエンジニアだけが必要なわけではありません。

理系だったら以下の知識があれば入れます。

・物理、数学

・電気

・化学

・IT

大手企業は研究所をもっているところが多く、性能を決める時に研究所のデータを使って設計を進める必要が出てきます。

そういうときに、物理や数学の難しい理論や数式が出てくるわけです。

また、数字には強い方が良いので物理や数学の知識は必要になります。

電気系は、機械を動かすのに電気制御しているので、機械が置かれていても動かすことはできません。

イメージはラジコンの車だけあっても、コントローラーがないと動かないですよね。

化学は製品が使用される環境や、燃料を入れて動く機械の場合は必要になります。

油や、錆止め、腐食などは化学の世界です。

最後にITは、どこで使うのかというと、AI・IoTの分野で必要になるからです。

数年前から、エアコンやお掃除ロボットにAIやIoTの技術が導入されていますし、自動車の自動運転や機械の異常診断に多く利用されています。

今後はAI・IoTの知識がないと設計ができないようになっているので、IT系の知識も必要です。

2019年頃から出張や出社をせずとも遠隔で機械を制御できるような仕組みに対するニーズが多くなってきています。

機械設計はエンジニアの知識を集合させたもの

機械設計はもはや、色んな理系の知識を合わせた集合体のようなものになっています。

正直理系の知識さえあれば、飛び込んでも良いと思います。

私は化学を専攻していましたが、中途入社で機械系の知識は会社で学びながらで、何とかなりました。

色んな分野の知識を吸収できるので、理系の知識があるのであればチャレンジしてもいい業種です。


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