ポッドキャストは絶対的に爆発している - しかし、音楽はエピソードのわずか17%
記事元:https://www.digitalmusicnews.com/2020/05/21/pex-reports-on-podcasts/
1. 要約すると
SpotifyのPodcastは伸びてるけど、10秒以上の音楽含まれているものは17%しかなかったんですよ〜〜〜!事業としてもとても伸ばしてるし、1番組あたりの時間は短く、一方で量が多くなったけど、まだまだ伸びしろありそうだよ〜〜〜!という内容です(ざっくり)
2. 記事本編
LAに拠点を置く映像・音楽分析会社Pexは、年々ポッドキャストの人気が指数関数的に高まっていることを明らかにしました。しかし、同調査会社によると、ポッドキャストのエピソードのうち、少なくとも10秒以上の音楽が含まれているのはわずか16.8パーセントほどにすぎないとのことです。
PexはTwitterで、このこととその他のポッドキャストの統計を明らかにしました。同社がインデックス化したオリジナルのポッドキャストエピソード32,402,790のうち、10秒以上の「あらゆる種類の」音楽が含まれていたのはわずか5,447,823(約16.81%)でした。
現在、ポッドキャストに収録されている音楽の量が驚くほど少ないことは、ポッドキャストの成長が続いていることと相まって、さらなる発展の余地があることを示しています。今後数ヶ月、数年の間に、アーティストはポッドキャスト関連の同期契約をより多く享受できるようになるのは当然のことです。
Pexは、後者の点(ポッドキャストの増加とアーティストの同期機会の増加)を踏まえて、ポッドキャストプログラムの総量が「毎年実質的に2倍になっている」と判断しました。さらに、ポッドキャストのエピソードは過去10年の間に短くなっており、2015年の平均45分44秒から現在は35分27秒にまで減少しています。
この分析に関連した4回目の最後のツイートで、Pexは、昨年ポッドキャスターが公開した番組の数が「6,967,370時間」という驚異的な数に達したことを強調しています。
最近のポッドキャストのライセンス契約や買収は、Pex氏の調査結果の信憑性をさらに高めています。
2月のDigital Music Newsは、SpotifyがThe Ringer Podcast Networkを2億5千万ドルで買収したと最初に報じました。LiveXLiveは先週、1800万ドルを投資してポッドキャスティングの世界に飛び込んだばかりで、2日前にはSpotifyがJoe Roganと1億ドルの契約を結び、Joe Rogan Experience (JRE)の独占的なホームになりました。
先週の金曜日に一株当たり150ドル以上でオープンしたこと, Spotifyの株式, シンボルSPOTの下で売買, この作品の執筆時には一株当たり196ドルで取引されていた。
3. 所感
SpotifyがめちゃくちゃPodcastに対して気合を入れているのが伝わってきます。
筆者もよくBillboard Japanのポッドキャストを聴いて、チャートアクションに耳を傾けたり。
筆者が元々いたアニメ・声優界隈で言いますと、今年3月までTOKYO FMでオンエアしていた「ヒプノシスマイク」のラジオは、Spotifyがスポンサードしており、長尺のもはSpotifyのPodcastで流す。
また、Creepy Nutsのオールナイトニッポン0もPodcastもオンエアしてますよね。
カルチャーを作りつつその場所をSpotifyで作ろうという気概が感じられてとても良いトライだなあと感じております。
気になることは、日本では音楽に対してアンテナを貼っている20~40代が、Spotifyを聞いており、もう少しライトなユーザーはYouTubeで着地しており、どの様によりライトに聞く場所を作るのかは注目かなと思います。
今はまさにその仕込み時かと思いますが、ここ数年で定着ができた際よりSpotifyが大きな存在になることになるでしょう。
一方、もし定着が始まったら今よりもっともっと追い込まれるのは?全国のラジオ局です。
元々地元企業からの広告費で運用体制を構築してきたラジオ媒体ですが、コロナ禍の中営業やイベント事業をすることも厳しいですし、八方塞がりによりなってくるなぁと。
逆にSpotifyのPodcastやYouTubeを使って、発信側・コンテンツホルダー側になっていくというトライがあるのか?例えば地方に存在する人気YouTuberとタッグを組んで番組を作りつつ、YouTubeやPodcastでオンエアするトライとかできそうですよね。
(個人的に好きな「釣りよか」チャンネルさんですと、佐賀だからFM佐賀とやFM福岡がタッグを組むとか。魚をさばくことで有名な「きまぐれクック」チャンネルさんですと愛知県に住んでるから、FM愛知やZIP FMが組むとか。いろいろトライできる余地があるのでは…?と思ってます。もちろんどう制作費を工面するかというのも大事ではありますが)
そういったラジオ媒体の人が高齢化を起こしており、現状についていけていないスタッフが多々いる状況が起こってますが、新旧メディアを問わずどう突破できるかというのが生き残れるかの"際"かなと思いました。
Podcastの話からずれてしまいましたが、日本視点で見てときは以上です!もう少しPodcastについては調べていきますねー!