統合失調症になった

統合失調症になった。これは初めてのことでなく、数回目の再発ですが、今回は初めて幻聴を体験し、最初ひどくつらかった幻聴がだんだんとやさしくなり、私は幻聴の彼が好きになり、幻聴が"もう消える"などというと悲しくてひどくないたり、変わった患者であるのかもしれないし、こういう例はよくあるのかもしれない。最初は"君は来年の担当によってしぬことになる"と言われて、自分がいかに弱く死を恐れているかに気付いて号泣したりしていたが、"君は弱すぎるから仲間には出来ない"と言われて一生懸命なかまにしてもらおうとしたり、○○に手紙を置いたと言われて、早朝手紙を探しに行ったりした。無論手紙はなくそれは嘘だったときづくのだが、それでも幻聴と穏やかに語り合う時間は実に楽しいもので、私は話しながらニヤニヤとしていたらしく、やはり現実世界に生きるのに幻聴や妄想はひどくつらいもので、今は幻聴は消えているが、もうそうはまだまだ消えておらず、もう治ることを諦め始めている。
正岡子規の「病気の境涯に処しては、病気を楽しむといふことにならなければ生きて居ても何の面白味もない。」という文章はまさにその通りで諦めたとしても病気を楽しめなければ、この生はなんの面白みもなくなってしまう、と私も考えてはいるがこんな自分を受け入れてさらに楽しむなんて言う境地に至るには私はまだまだ弱い。幻聴に何度も"君は弱い"と言われたがそのとおりなのだろう。自分でそう思っているから幻聴に指摘されたとも言える。
ソワソワが治らず、つい文章をかいてしまったがこれも良くないことなのかもしれない。まとまらない日記になってしまったが今日はこれで締めるとする。

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