小児~10代のコロナ後遺症、ワクチン長期副反応(ワクチン後遺症)のケア(2023/5/21版)
はじめに
閲覧ありがとうございます。約6000人のコロナ後遺症患者さん、約350人のワクチン長期副反応(ワクチン後遺症)患者さんを診察してきた経験から、小児~10代の患者さん向けの情報をまとめました。コロナ後遺症、ワクチン長期副反応(ワクチン後遺症)の診療報酬が安すぎて大変苦しいので、有料とさせていただいています。内容は https://twitter.com/k_hirahata でツイートしたりhttps://longcovid.jp に載せたりしたものばかりですので、経済的に苦しい方は、決して無理をされないでください。
文科省「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル(2023.5.8~)」の利用
https://www.mext.go.jp/content/20230427-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf
上記リンクで「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル(2023.5.8~)」を閲覧することができます。
換気について
5類になっただけで「換気など必要ない」などとうそぶく教師もいるようですが、明確に
と記載されています。子どもたちを守るため、マニュアルに反した行動をしている教師についてはマニュアルをもとに抗議をするようにすることが求められます。(コロナ後遺症で教師を辞めざるを得なくなる先生方も多いので、本来は自分自身を守るためにも必要な措置なのですが)
出席停止扱いを求めることができる
結論から言えば、コロナ後遺症やワクチン長期副反応に苦しむ児童生徒は、主治医の協力のもとで、校長の判断で出席停止扱いにしてもらうことができます。(少なくとも交渉が可能です)
上記マニュアルに、次のような記載があります。
コロナ後遺症もワクチン長期副反応も、一定以上の症状があれば医療的ケアを必要としますので、上記に該当することは疑いがありません。コロナ後遺症はCOVID-19の再罹患に伴って増悪することが指摘されています(*)。症状が強いときに再罹患すれば、当然ながら(一時的なものであったとしても)症状は増悪します。感染の不安を訴えるのは当然のことです。
なお、「主治医の見解を保護者に確認の上」とあり、診断書が必ずしも必要ではなさそうな書きぶりとなっていますが、実際には診断書を求められるケースがほとんどかと思います。
実際の診断書文面サンプル
主治医に診断書を求めた際、「どう書いていいか分からない」と嫌がられることがあるかもしれません。念のため、当院の診断書のサンプルをお示ししますので、こちらを見せていただければ書いていただきやすくなるかもしれません。参考になさってください。
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