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温泉♨️③(温泉の効き目)

温泉の効果について話してみようかな。


テレビとかではよく『効能』と言われますが、細かく言うと効能は薬事法上名乗れないようです。


なのに温泉よりも数倍薄い入浴剤には『効能』が認められてるんですね。


不思議です。


だからと言って効能と掲げてる温浴施設を無闇に攻撃はしないでください(*_*)


温泉業界はだいぶゆるいようで、取り締まったりするようなことは余程でなければしません。


みんなで楽しく入浴しましょう♪



温泉では、いわゆる効能は、

・一般的適応症

・泉質別適応症

の2つがあります。

一般的適応症というのは温浴効果とも同じなので、つまりは家庭のお湯でも同じことになります。

泉質別適応症は、前回に挙げた10の泉質毎にオリジナルの適応症があって、それを表示したものです。



これらの適応症も平成26年の鉱泉分析法指針の改訂によってだいぶ変わってしまいました。

簡単に言うと、以前は経験則、以降は医学的見地で表示されるようになりました。


経験でと言うとすごく曖昧な、いい加減な感じもしますが、


実際治った、効いたというひとが数多くいるので、これも見逃すわけにはいきません。


すごいところでは『原爆病』『梅毒』と掲示されてるものなんかもありますね💦



覚えることはありませんが、もし何かがあって温泉に入る時は参考にしてみてください。


まずすべての温泉に共通する


【一般的適応症】


筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)

運動麻痺における筋肉のこわばり

冷え性

末梢循環障害

胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)

軽症高血圧

耐糖能異常(糖尿病)

軽い高コレステロール血症

軽い喘息又は肺気腫

痔の痛み

自律神経不安定症

ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)

病後回復期

疲労回復

健康増進




次に

【泉質別適応症】


単純温泉

・自律神経不安定症

・不眠症

・うつ状態


塩化物泉

・きりきず

・末梢循環障害

・冷え性

・うつ状態

・皮膚乾燥症


炭酸水素塩泉

・きりきず

・末梢循環障害

・冷え性

・皮膚乾燥症


硫酸塩泉

・きりきず

・末梢循環障害

・冷え性

・うつ状態

・皮膚乾燥症


二酸化炭素泉

・きりきず

・末梢循環障害

・冷え性

・自律神経不安定症


酸性泉

・アトピー性皮膚炎

・尋常性乾癬

・耐糖能異常(糖尿病)

・表皮化膿症


硫黄泉

・アトピー性皮膚炎

・尋常性乾癬

・慢性湿疹

・表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害を加える)


放射能泉

・高尿酸血症(痛風)

・関節リウマチ

・強直性脊椎炎など



以上が浴用の適応症(入浴で見込める効果)です。

でも書き方が微妙なようで、例えばリウマチが治るというよりも、リウマチによる痛みの軽減になります。

実際リウマチそのものが治ることもあるとは思います。

最近ではリウマチは免疫力の問題によるものと言いますので、

となると放射能泉なんかによる免疫力向上で治ることもあるかもしれません。



信じて入るのが一番!

疑って入っても何も気持ちよくないですからね。

こういうこともあるんだなぁと思いながら、

一番は気持ちよく楽しく入って癒されることが大切です♪





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