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人間関係に疲れるとゲームをする心理

疲れた日こそ早く寝ればいいのにゲームをしてしまう。
精神的に疲れた日は家族や友達と話せばいいのにゲームをしてしまう。
ゲームばかりする人に対して、一言文句を言いたくなる保護者や私の夫の気持ちもわかるのだが、疲れた時や不安が多い時こそゲームをする心理について記事にしたい。


①ゲームをしているときは不安から離れられる

私自身の一番大きな理由としては、何かに集中しているときは悩みや不安が飛ぶからである。
ゲーム以外でもいいが、ゲームが手っ取り早い。

不安や悩みがあるときは誰かに相談することが安定に繋がることはもちろん知っている。
しかし相談するでもない些細な不満や、時がくれば解決する不安は、話すことで強化されることもあるので考えないことが一番だとも思う。
それに愚痴を言う相手の選定は本当に気を遣う。
私はお金を支払ってカウンセラーに話すようにしている。


②ゲームの中では安心してコミュニケーションをとれる

オフラインのゲームでは自分の意思に関わらず物語が進む。
意思を表現するとしても2択で、やり直しがきく。
そしてどのような振る舞いをしたとしても傷つく相手は現実にいない。
反面、傷つくのはあくまで操作している「キャラクター」であり自分ではない。
人に気を遣うタイプや、自分の意思を伝えることが苦手な人がゲームにハマりやすいのはこのためだと思う。

オンラインゲームの場合は、シンプルに友達と遊びたい人、1人の時間を作りたくない人、承認欲求が強い人など色々いるので割愛。


③リセットや放置しても良い

自分の理想と外れたらロードしてやり直ししても良いし、初めからやり直ししても良い。クリアをせずに積んで置いても誰にも迷惑かけない。

オンラインゲームでは、自分を偽りなく表現することもできる場面もあるだろう。
しかし繋がりとしてはいつ切れても不思議ではない不安定さがある。リアルの人間関係は面倒なときもあるが、自己責任や社会的コミュニケーションを学べる貴重な機会でもある。



では好き放題にゲームさせて良いか

ここまで読んで「疲れているなら自由にゲームさせてあげようかな」と思う人もいるかもしれないが、もちろん NO である。

特に携帯形のゲームやスマホゲームは手軽に起動しやすい。習慣化すると、楽しみや不安等といった心理に関係なくゲームを起動してしまい依存症に繋がりやすい。

だから肝心なことは最初のルール作りと環境設定だ。
遊ぶ時間や場所については話し合って決めておく。
私の場合は家事が全て終わったあとで、夫と会話中はゲームを一時中断し会話を優先する。
睡眠時間の1時間前はゲームをしない(早起きして遊ぶ)

あと、遊ぶ時に一手間とらせるとよい。
使ったら一回一回片付ける。
自分の部屋では遊ばせない。
遊ぶ前と遊んだ後に報告をさせる。
椅子に座って遊ぶ、など。

ゲームは楽しく刺激が強いものなので、子どもだけの意思ではコントロールが難しい。
それを知っておかないと買い与えてから後悔するかもしれない。


最後に

私自身ゲームが好きだからこそ、子どもたちにも安全に遊んで欲しい。
願わくばゲームやスマホ以外でも楽しく充実した1日を過ごせられるようになってほしいが、子ども1人の力だけでは大変なときもあるだろう。
好奇心旺盛な子は自分で楽しみを見つけることが上手だが、ゲームに熱中する子ほどゲーム以外に無気力だ。
特に今までゲームに熱中していた子に対して、ルールを設けるときは「ゲームに費やしていた時間を何に充てるか」まで一緒に考えたい。

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