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孤独を埋める

人はいつ孤独を感じるのだろう。

ふと、そんなことを考える。


人が物理的に側にいる、いないに関わらず「話を聞いてほしい人がいない」と思ったときに孤独を感じるのではないか。
聞いてくれる人、ではない。
聞いてほしい人だ
自分の気持ちをわかってほしい人。
自分に関心をもってほしい人。


どれだけ多くの友達がいたとしても、話を聞くプロであるカウンセラーが側にいたとしても、話ができない・したくないと思った瞬間に孤独になる。
もしかしたら人によっては酷な話になるかもしれないが、人を選び、狭め、話すことを諦めていく過程があって孤独になると私は考える。

ただ、話すこともなかなか勇気が必要なことを知っている。
話そうと思ったら相手は忙しそうで申し訳なく思ったり、
以前話をしたときにスッキリできなかったり、
適当にあしらわれたり、
そもそも自分の気持ちがうまく説明出来なかったりと、いろんな背景がある。


孤独を埋めるには、日頃から雑談できる関係を複数作っておくこと。本心は軽い雑談に紛れ込ませられるくらいだとベストだ。どんなことを言っても受け入れて貰える環境は、孤独になりにくい。

そうなると新年度を迎え環境が変わった今は、孤独を感じやすい時だ。
変化にワクワクする人、不安に思う人。
教室の中の居場所を作る機会でもあるから、少し無理して頑張りがち。
そんな人たちに、私ができることはささやかなこと。

たとえば、
利用者がいないときは保健室のドアを開けておく。
少しでも顔を覚えてもらうために、朝は昇降口に立つ。
会話は記録していき、好きなことや盛り上がったテーマを次の会話で振ってみる。


ちょっとでも気にかけてくれる人がいれば、チャレンジする意欲が湧くこともある。

そんな「ちょっと」を続けていきたい。

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