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強制衣替え



〜前回のあらすじ〜

服を掛けすぎて棚が倒壊したが、わたしも人の子なので2週間は放置するつもりだ。


以上




こんにちは、はぶれ陰です。




棚が倒壊したのですが、その事実が母親にバレました。加えて押し入られた際に年末に掃除したはずの部屋が鬼汚くなっていることも明るみになりました。



わたしは母親に糾弾される前に、部屋が汚くてはいけない棚が倒壊してはいけない、だなんて誰が決めたんですか?と猫を撫でながら余裕感を醸しました。



母親は一言だけ言いました。



棚を直して掃除をしろ



絶対にだ、そのような強い目をしていました。


わたしは即座に棚を直しました。


正確に言うと棚を無くしました。決して棚を元に戻すのが面倒だからとかではない。棚があるからこんなことになるんです。だったらね無くしてしまえばいいんですよ。



大量の冬服もまあなんか捨てちゃいました。いまから暑くなるのだし冬服なんていらないですよね。


年末も今寒いのだから夏服なんていらないよねと言って大量に捨てたため、夏服が全然ありませんが、そんなことは気にしていられません。刹那的に生きることが何より大切なのです。


そんな感じで棚を壊して今は小休憩中です。あとは命じられた通り掃除をしなければなりません。



昨日、壊れた棚をすぐにどうにかするだなんて人間のすることではないとみなさんに豪語したばかりなのに大変申し訳ないです。




スルーして直したなど嘘をつくことも考えましたが、わたしは母親に嘘がつけないのです。わたしが小心者だから嘘がつけないとかでなく、わたしの母親は元ヤンな上、魔女属性なので。



わたしは直せ掃除しろと命じられ、若干ごねました。どうしてもやりたくなかったのです。なにせ2週間放置するつもりでしたから。しかし、あの目で命じられるとやらなければ死ぬという危機を感じるのです。これが元ヤン魔女属性の力です。



なので愚かだと感じましたが棚をなんとかしてしまいました、、、愚鈍人間委員会書記長にも関わらず、このようなことになり大変反省しています。。。ちなみに愚鈍人間委員会書記長というのは今考えました。




慣れないことをしたので、棚をぶっ壊した際、ハンガーがものすごい大量に落ちてきて足の甲を負傷しました。いま、わたしの足の甲には絆創膏がビッチリと貼られています。



もうこの時点で全てのやる気が途絶えてベッドにダイブしました。布団に潜り込みこのまま寝ちまうかと考えました。しかし、思い出したのです。母親は、少し経ったらまた見に来るからな、と言った。。。あの目で。





凄い勢いで起き上がると服を、おらっ!!!と投げては畳みを繰り返し、空いていた他の棚の中に詰め込み、棚を無くしました。



あの、やったので言うけど今とてもスッキリしています。邪魔な冬服を処分して夏服を出したわけですから。春夏秋冬が巡るたび、みなさんこのように衣替えしているのですね。偉すぎる。




みなさんに一つお願いがあります。


いまとてもスッキリした気持ちでいますが、寒くなる頃にはこの気持ちを忘れ、衣替えなんてしないと思います。衣替えだなんて人間のやることではないと言い出すと思います。




そうしたらみなさんには



衣替えをしろ


一言だけで良いのでそう言って欲しいのです。


母のように強い目で諭して欲しいのです。
殺す目で見て欲しいのです。



どうかよろしくお願いしますね。。。



以上



〇本日の嬉しかったこと〇

捨てたと思ってたペラペラのズボンを発掘した

ー了ー

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