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ヘルプマーク知っていますか?

週末、母(80歳)とランチにいきました。
天丼屋さんということもあり、飲食店の中でも高齢の方の割合が多かったのですが、そこでとても素敵なご夫婦とお話しする機会がありました。

昼時でお店が混んでいたので、待ってる人リスト?(正式名所わからずw)に名前と人数を書いて待っていました。待っている人が多いにも関わらず、待機場所には4名分のシートと、バーカウンターようの椅子が一脚のみ。
少し待ってやっと1名分が空いたので母が座り、もう少し待つと私も座れました。
そのあとすぐに、白髪のご夫婦が来店されました。男性の方は半ズボンという快活なスタイル。奥様も白いズボンをすらっと着こなし、素敵なご夫婦でした。とはいえ、明らかに私よりは年上であろうこともあり、まず先に店内に入られた旦那様にすぐに席をゆずりました。なるべく失礼のないように
「お元気そうで必要ないかもしれませんがどうぞ」とお声をかけると、
照れくさそうに、でも素敵な笑顔で
「ありがとうございます。元気なんですけどね、ご厚意に甘えます」とおっしゃられて席に座りました。
奥様のお席も空いたので、母と譲り合い3人腰掛けて待つことができました。

母は誰彼構わず気さくに話しかけてしまうタイプで、お元気そうですけどおいくつですか?などと、迷うことなく聞いていました。
お年は75歳とのことで、母よりは少し下でした。母をみて、お若いですねぇともいってくださり、母も上機嫌にw。

すると母が、旦那様のバッグについている赤字に白十字のカードに気づき、「このカードを時々見かけますが、これはどういう意味があるの?」と質問。旦那様がヘルプカードの意味を教えてくださいました。そしてすぐに「僕義足なんですよ」と左足を見せてくださいました。よく見ると膝から下が義足でした。
「おお、気づきませんでした。そして色々聞いてしまってすみません」と。
すると、「いえいえ、聞いてくださってよかったです。ぱっと見わからないのですが、段差があるところは危ないのでゆっくり通過しないといけなかったりするので、このカードを携帯しています」と。
母も私も不勉強でそのカードの存在自体をしらなかったので、教えてくれたことにお礼をいいつつ、もっと周知が進むといいですねぇ、と話しました。

他にもいろいろと楽しいお話をしてくれて、待ち時間を楽しく過ごすことができました。

ときどき街中で見かける寂しげでうつむきがちな高齢者の方が私はとても気になるのですが、あのご夫婦のようにいつも笑顔でいれるにはどうしたらよいかと考えてしまいます。
うちの母だって、父の介護につかれているときは、背中がまるくなり、目もうつろ。毎日素敵にすごすなんて、年をとっていなくても大変だけれど、こんな些細な会話でも笑顔になれるきっかけになるなら、声をかけることをためらわずにいよう、と思いました。

読んでくださってありがとうございます。

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#高齢者
#ちょっとした幸せ
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