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フクロウとの生活2020年3月②

一緒に生活をし始め3ヶ月経過した。今でも沢山の情報を求め色々調べている。この期間、無知によりあもに可哀想なこともしてきた。鳥類は空気に敏感、調理時換気を徹底しなければならない。消臭剤やアロマオイルなどもダメ。アルコールは肝臓に負荷がかかるらしい。知らずに使っており、知ったとき申し訳ない気持ちになった。現在は徹底し成分を確認するようにしている。
あもの2年5ヶ月ほどの鳥生、どうだったのだろうと想像する。1歳まで前の飼い主さんと生活。窓際にあもを繋留していたそうだ。やむを得ない事情でフクロウカフェに預けられ、1年ほど色々なフクロウや鷹達と一緒に生活。当初ストレスが多かっただろう。大きな身体のフクロウや鷹が、なんだこの新参者っというような目でこちらをみて、色々な声で鳴いている。でもあもは強いフクロウだ。果敢に大きいフクロウ相手に威嚇することもあったそうだ。フクロウカフェに来るお客さんに撫でられることもある。初めて私がフクロウカフェに行った時、あもを撫でようとしたら嘴を出してきたのであまり触れられなかったことを思い出した。アフリカオオコノハズクの前に手を出すと嘴が飛んできやすいらしい。ただ攻撃力は低くあまり痛くはない。お店の中では飛ぶことはなかっただろう。日中ずっと繋留、夜はゲージの中。時々飛べていたのかな。初めて家に迎えた時家の中を飛んだが、本当に上手に飛んでいた。現在家では日中以外放鳥を心がけている。たくさん飛びまわり自由を知って欲しいからだ。このお家は住み心地いいですか?そう、あもに聞いてみたい。

 夜、11時半寝る時間なのであもを止まり木に繋留する。この時間になるとあもはさらに活発になり窓の外の風景を一生懸命みている。繋留後も飛び立とうと必死に羽ばたいているが、だいぶ経つと落ち着く。監視カメラをセットして1階の寝室へ。おやすみなさい。
 夢を見た。私はなんと、あもの言葉が理解できるのだ。そしてこの能力は誰かにバレたら無くなってしまうらしい。だから私は夫にも友達にもいうことができない。2人だけの秘密。この能力を知った時私はとても嬉しい気持ちになった。色々あもに聞こうと思った。しかしそこで目が覚めてしまった。今でも同様の夢を見ることはあるが、何か質問しようとするといつも目が覚めてしまう。

あもの幸せについて考える。ペットにとって完全な自由は幸せとは言えないと思う。放鳥時の事故を考え(誤飲など)繋留する。ロスト(屋外に飛んで行き戻れなくなること、家を失って帰れなくなると天敵が多く餌も探さなければならないという環境では生きることは難しい)を考えてリーシュを持って外に出る。人の生活圏にいる動物は、こちらが気をつけなければ長生きできない。餌の質も考え、空気を考え、定期的な水浴びで清潔にし、家の掃除も欠かさない。色々な覚悟を持って飼育しなければならないと飼ってから実感した。
あもは規則正しい毎日を望んでいる節がある。少しズレると食欲が減ったり運動量が減ったりすることがある。週末以外はなるべく生活リズムが崩れないよう、残業もなるたけせずそそくさと家に帰るよう心掛けている。この生活のリズム、嫌いじゃない。こんな毎日が15年以上続きますように。

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朝ご飯の準備をしているとここに止まってきて待ってくれた

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