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フクロウとの生活2020年6月①

朝、4時15分に目覚ましが鳴る。階段を上りリビングに向かう。照明をつけるとあもと目があう。繋留を外す際、あもは我慢しきれず飛び立とうとする。まてまて、まだ外れてないと言い聞かせつつ外していく。真っ先に向かう先はやはりテレビの上。6月のある日、今日もまた1日が始まる。

フクロウは種類によって夜行性、昼行性の違いがある。アフリカオオコノハズクは夜行性だが、日の入りと夜明けの時間が1番活発らしい。ペットカメラで見ていても常にこの時間帯にもぞもぞと動き飛ぼうとするので、よっし私も早起きして繫留を外してやろうと思い起きることにした。3月くらいから早起きが日課になったわけだが、夏至に向かいどんどん日の出る時間が早くなる。気づけばタイマーを4:15にセットするまでに。ここは横浜、大丈夫、これ以上早い時間に日は昇らない。もっと東の方に住んでいたら、さらに早くなっていたことだろう。

冷蔵庫から生肉を取り出して電子レンジの上に設けた食事場所に置く。モニター、北東のコーナー、南西のコーナーと巡回して行き着く先はこの食事場所。すちゃっと飛びおり、餌置き場に置かれた餌を食べていく。
あもは時おり餌をくわえてソファにいる私の元まで運んでくることがある。4月上旬から餌をあげるとくわえたまますぐに食べず、キュッキュッと鳴きながらこっちにくることがあった。当時はピンセットで餌をあげていたが、食事量が減ってきて、置き餌にすると多く量を食べることがわかったので始めた。ちゃんと食べているか心配なので食事中は離れてソファに座って観察をしていた。あものペースで食べられるおかげか食事量が増えてきた。4月中旬、いつものように餌を置いて観察していたら、急に餌をくわえたままキョロキョロしだして、私の方をじっと見つめた。その後、パッと飛んでソファの背もたれに止まったのだ。じっと見つめ、キュッキュと鳴いていた。結局何をするわけでもない、目の前で肉片を飲み込むだけだった。この行動についてたくさん推測した。最終的に1番私にとって都合の良い最高の仮説を信じることにした。あもは私をパートナーと思い、餌をあげることで求愛しているのだと。

8時前、仕事に行くため繋留を行う。今までと同じくテーブルの上に止まり木を用意し繋留する。一つ変えたことは机を壁付して出窓に届くようにリーシュの長さを調整したことだ。テーブルから落ちることのない長さかつ出窓に届く長さ。普段から窓の外を見ることが好きなので留守中でももっと近くで外を見て欲しいなと思ったのだ。ただ、暑い日は出窓に行けないように場所の調整をする。窓からの輻射熱はすごいもので熱中症になりかねない。いつものように監視カメラもセットして出かける。

仕事中、やはりチラチラと監視カメラの映像を確認する。出窓に止まり木を置いたことで常にあもの後ろ姿しか見えない状態だ。カメラではあもの生存確認はもちろん、4月頃購入した温度湿度計の確認を行なっている。だんだんと暑くなり蒸し蒸しする時期に合わせ、他飼い主さんも行っている温度と湿度の確認を私も始めた。温度に関しては最近のIOT技術を駆使して遠隔でもエアコンの操作ができる。4月は寒暖差が非常に大きく、暖房と冷房どちらも使った。湿度に関しては、5月頃から60%を超えるあたりで除湿機を使うようにしている。湿度はとても厄介で、カビや菌が増殖する原因になる。特に鳥類はアスペルギルス症を患いやすく、フクロウも例外ではない。1番大切なことは原因となるカビ胞子を増やさぬように換気をして湿度を下げることだ。梅雨時期は特に神経を使う必要がある。

18:30帰宅。私の存在を確認し近づくと羽根を広げる。巷ではスサーと呼ばれている動作であり、人間でいう腕のストレッチのようなものである。帰宅後真っ先に繋留を外して自由にさせる。大好きな南側のテレビ裏の止まり木に移動する。眠い時は南西のリースに行き寝始める。窓際にいることで、昼間もあまり寝ず外を観察することが増えたためか、放鳥させた際寝る時間が増えた気がする。

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餌以外でもこのように、おもちゃを持ってきてくれることがある
なんと誇らしげなドヤ顔なのだろう

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