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台湾の葬式 亡沖

先日、夫の祖母が亡くなった
悲しいけど、コロナ禍で台湾に行くにしても葬式には間に合わない
隔離しなければならないからだ


私は台湾の葬式を知らない
インターネットで調べて見ると独特な文化があるようだ
わかりやすくまとめていたのは東京都写真美術館の説明

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台湾の親戚から色々と写真が送られてきた
説明にもあるように台湾では、亡くなった方の旧暦などから占いのようなことをし、
納棺や葬儀の日を決めるのはもちろん、「亡沖」と言われ、葬儀などに参加しない方がいい年の人などを調べ
「吉課表」と言うものが書かれる

上記の暦占いから、亡くなった日から5日後に葬儀が執り行われることになった
また、中華圏ではこれらの葬儀をまとめる役を長孫がするそうだ
本来ならば長孫である夫が執り行うべきだが、日本にいるため、弟が行うことになった
夫は葬儀の様子をLINE動画で見ていたそうだ

コロナが流行する前から、祖母は体調を崩しており、入退院を繰り返していた
私も夫も、懸念していたが、実際にコロナ禍の影響で葬儀に参加できない状況になってしまった
夫は落ち込み、数日間元気がなかった

これは何かの運命だったのかも知れない
暦占いで、今回の祖母の葬儀に参加するのを避けた方が良い年の者(亡沖)
丙寅 36歳 の者だったのだ
12の支 10の干 60種類もある中、ピンポイントで夫の歳が「亡沖」に当たるのだ 

私は今まであまり占いなど信じていなかったのだが
今回の件、夫は辛いと思うが、暦のせいにすることができると思った
そう思うと、葬儀に参加できなかったという、やるせない気持ちが少し晴れるような気もする



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