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デッキ構築は『諦め』

▷デッキ構築はリソース配分

60枚のカードを決める。その中から最初に7枚引いて、毎ターン1枚を追加で引く。

カードを引く「機会」があり、デッキ構築はその与えられる機会の確率を分配することである。デッキ構築は一種のリソース配分である。機会というリソースをカードという形で割り振る。

カードを選ぶこととは、それ以外のカードを選ばないことである。何かを選ぶことは、何かを諦めることである。

▷強い奴が強いところで戦わない

環境初期ならまだしも、ある程度解明が進んだ環境において、すでにあるものではなく新しいものを使おうとするとき。まったく同じ土俵で戦って勝てる見込みは薄い。使われるにはそれ相応の強さがある。

ではどうするかといえば、同じ土俵での勝負を諦めて別のアプローチを取ることを私はまず考える。どういうことか具体例と共に説明しよう。

▷強い奴が強い理由を考える

2023年11月時点で強かったMTGのスタンダードのデッキは青白や青白黒で、白いカードでクリーチャーを並べて強化し盤面を取って勝つデッキが有力であった。

自分でもそういったデッキに新カードを合わせてみたら95%以上の勝率が出てすごいなあと思ったのが上のツイート。

これはそれはもう強かったので、同じデッキを使うか、そうでないなら盤面の取り合いをするのは諦めるべきと判断した。

▷強い奴に勝てる理由を考える

青白はある程度使って満足して飽きたので、次の使ってみたいカードでデッキを作ることにした。

https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000264/

3マナでパワー3はMTGでは破格(普通3か4)である。とはいえ、白の代表カードの《婚礼の発表》は3ターンかけて3マナパワー6以上盤面を作るものだ。

だから、盤面の取り合いで勝てるのは後攻なら4ターン目ぐらいまで。そこで残りのダメージを稼ぐために直接ダメージを与えるカードを組み合わせようという発想に繋がる。

下手に中~長期の盤面の取り合いで張り合おうとすると、こちらの強みであるもっとレンジでの長所が死ぬかもしれない。カードを選ぶことは諦めることなのだから、何を諦めて何を取るかを明確にしてこそ勝ち筋を通せる。

それが、青白が強い環境の恐竜デッキだと、
①1~4ターン目に12点削る
②トランプルや直接ダメージで残りを削る
というゲームプランになった。もしここで5T以降の盤面の取り合いに勝とうとしていたら既存の何かの下位互換になっているだろう。

▷まとめ

①デッキ構築はリソース配分
②強い奴には強い理由がある
③同じところで戦うのは諦める
④強い奴に勝てる理由を作る


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