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【最適解】教育移住のタイミング


私自身は、駐在員家族として、海外を渡り歩いてきたので、考えたことが無かったのですが、
最近何組か、立て続けに、教育移住ご希望の方がいらしたので、これを機に、教育移住のタイミングについて、あれこれ考えてみました。


前提として、両親共に日本人で、英語話者ではない(家庭内言語は日本語)設定です。
また、あくまでも私見です。



1️⃣日本語教育を軸足に考えている場合

英語は出来て欲しいが、あくまでも、学習言語は日本語であって欲しい場合、私なら子供が幼稚園〜小学校低学年まで、海外に教育移住をすると思います。
その後は、日本に戻り、日本の教育システムのトラックに乗せます。
ただし、その場合、中学受験では、勝負せずに、
高校受験をさせると思います。

メリット
⚫︎ヒアリング、スピーキングにおいて、綺麗な発音を入れるには、幼少期がベスト。やり直し発音は、大きな労力がかかる。
⚫︎小学校低学年までの日本語は、家庭内でのフォローも比較的簡単にできる。
⚫︎人格形成期における学習環境や先生からの言葉掛けなどは、子供の成長に大きな影響がある。寛容性、多様性のある教育環境に身を置くことのメリットは、大きい。
⚫︎学年が低いほど、学費が安い傾向がある。
⚫︎新設校でも、小規模校でも、選択可能。

デメリット
⚫︎身につく英語は、あくまでも生活英語レベル。学問レベルではないので、帰国後の伸びは、個別努力次第。
⚫︎中学受験は、子供次第では、可能だが、負荷はかかる。また、帰国生要項も要確認。母子留学や教育移住は対象にならない場合もある。
⚫︎母子留学の場合、父親との関係が弱くなりがち。
⚫︎移住で身についた英語力だけでは、勝負できない。日本帰国後も、努力が必要。



2️⃣英語教育を軸足に考えている場合

英語レベルを学問レベル、ビジネスレベル、ネイティブレベルに上げたい場合。将来的に海外大学や海外大学院に進学を視野に入れたい場合。
その場合には、私なら、子供が小学校低学年までは、日本にいて、その後、海外へ移住し、少なくとも高校卒業までは、海外で過ごすと思います。

メリット
⚫︎英語を使って、様々な学問を、中学高校と学ぶ事で、英語論文、レポートの書き方はもちろん、その論理的思考を身につけることができる。
⚫︎青春時代を海外で過ごすことで、不登校やルッキズムなどから距離を置くことができる。
⚫︎個性を認めて貰えることで、自己肯定感が上がる。
⚫︎将来的に海外進学をする際、共通の思い出や経験があることで、馴染みやすく、交友関係が深くなりやすい。
⚫︎精神年齢が高い子に育つ。自分は何が好きか、何に興味があるか、何が出来るかを、常に問われる事で、精神的に大人になる。
⚫︎様々な部活動に参加できる。運動部もシーズン制だったり、さまざまなスポーツに挑戦できる。

デメリット
⚫︎移住した際に英語力がないので、最初の1年は、苦労する。親子共に、決意と努力が必要。
⚫︎日本語レベルは、子供にも依るが、小学校レベルから上げるのは、難しい。両立できるかは、子供次第。
⚫︎大学進学の際に、医師や弁護士になりたい場合、難しいケースになる。
⚫︎しっかりした進学実績のある学校を選ぶ必要があるため、学費が高め。
⚫︎移住期間が長め。



いかがでしょうか?
1️⃣+高校での交換留学や、単身留学など、
様々なパターンが考えられると思います。

教育は、1番リターンが確実な投資だと思うので、
可能ならば、検討してみてください。

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