見出し画像

【先取り学習なしの場合】入塾テストに向けた5steps

小学3年生の2月から本格的なカリキュラムがスタートする中学受験塾。とはいえ、1年生から塾に通っている子や、公文式で先取りしている子、そろばんで計算力を鍛えた子などもいるので、入塾生の学力にはすでに差がついている状態。

そんななか、特に先取り学習をしないまま入塾テストのタイミングを迎えてしまった息子。低学年のうちの普段の学習のなかでやっておいて良かったこと、入塾に向けてもう少し戦略的にやっておけば良かったことをまとめてみた。

すでに低学年のうちから難関校受験を見据え、万全の体制で先取り学習を進めている家庭には参考にならないと思うけれど、3年生の秋ごろに「中学受験どうしよう?」と悩んで、「とりあえず通塾開始!」と時間がないまま入塾テストに挑むことになった場合、最低でもここができていれば、入塾についてはそんなに恐れることはなかったよ、という話。


1)1日5分でいいので、決まった時間に学習する習慣をつけておく

テストのためというよりは入塾してからのため。何事もゼロをイチにする最初の一歩が大変なように、これまで通塾未経験だった子が、通塾&日々の家庭学習をいきなり回すのはかなり負担なので、低学年のうちにまずは1日5分からはじめ、少しずつ机に向かう時間を延ばしていく長期的な取り組みが有効。

わが家の場合、1年生から「学校の宿題とは別に毎日10分は勉強する」習慣づけをしていたので、家で勉強すること自体への抵抗は薄かったように思う。(が、それでも通塾を開始した途端、1日1.5時間~2時間に増えたので、慣れるまで文句は言っていた)


2)3年生までの漢字を完璧に仕上げる

3年生の3学期に習う漢字も普通に出題範囲になってくるので、ここは少し頑張って、読み・書きとも仕上げておきたい。当時息子は「まだ学校で習ってない(からやらない)もん!」が常套句だったが、地名や歴史が好きだったことを利用して、漢字で書けるようにうまく先取りしていった。

なかにはトメ・ハネ・ハライに厳しい塾もあるので、親がきっちりチェックした方が安心。わが家もいまだに漢字だけは毎回うるさく親がチェックしている。(そして息子の字の自由さに泣きたくなる)


3)九九を完璧に仕上げる

九九をあなどるなかれ、というのが算数で苦労している息子を見てのわたしの意見。4年生で習う約数・倍数も、九九が身体に染み付いている/いないでは大きな差が出る。割り算の形式でも、九九を使ってパッと答えが出るように。

また、苦手な段や、子どもがミスをしやすい計算のクセを見つけて、「速く・正確に」を追求。掛け算は3ケタ×3ケタまで筆算でスムーズにでき、割り算は3ケタ÷2ケタができればまずは良いかと。(息子は秋の時点では3ケタ÷1ケタまでしかできてなかったので苦労した…)


4)テスト形式・時間配分に慣れておく

意外と盲点。塾のテストは学校のプリントのように、一問ごとに答えを書く形式とは違って、解答用紙にまとめて書く形式なので、答えの写し間違いなどがないように練習。

他にも、大人にとっては当然わかるだろうと思われる設問形式、例えば、国語の「5字ちょうどで抜き出せ」「10字以内で抜き出せ」という設問も、子どもは答え方の意味がわからない場合があるので、先に伝えておいた方が良い。「抜き出す、って何?」「10字以内って10は入るの?」など、はじめての子はわかっていなかったりする。(最近息子から、「下線部①の~」という設問で、「下線部ってどういう意味?」と聞かれ。今までどうやって解いていたのだろうと唖然…)

また、「時間切れで最後まで解けなかった」というのもよくあるパターンなので、「少し考えてわからない問題は飛ばす」「わからなくても記号問題ならとりあえず何か記号を書く」「記述問題ならとりあえず何か書くと部分点がもらえるかも」「時間が余ったら計算を見直す」など、テストの時間配分のセオリーを教えておくと助けになるかも。


5)長い文章を読む(または親が読み聞かせる)習慣をつける

入塾テストの国語の物語文は、大人も驚くほどの長文なので、まず時間内に読むだけでも大変。マンガでもいいので、普段から長文に慣れているに越したことはない。ちなみにテストだけでなく、通常の演習でもかなりの長文を解くことになるので、心されたし。わが家は宿題になった問題文は音読することにしているけど、途中で必ず「のど渇いた~」と休憩が入る…。


上記の5つを意識してみることで、少しでも塾通いが良い方向に変わったらいいなと思いつつ…。

さて、ここから先は有料のオマケとして、上記の対策をもって「息子がどのくらいのレベルのクラスに入ったか?」と、わたし自身が気になっていた「入塾テストで落ちることってあるの?」について書いてみた。あくまでサンプルは息子とその周辺の事例に留まるけれど、興味のある方はオマケとして、どうぞ。


ここから先は

1,157字

¥ 600

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?