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入塾から半年の記録

息子が3年生の2月に受験塾に入塾してから、7月末で早くも半年が経ったので、この間の記録を残しておく。(これを書いている現在はもう9月だけど)

「入塾から半年後のクラスがその子の実力」と言われていたりするけれど、半年も経てば通塾にも慣れ、復習サイクルも軌道に乗り、先取り組との差も少しは縮まり、ある程度のテスト形式に慣れていくので、習った内容の定着を確認するテストでクラスが変動するしくみにおいては、確かにその説も納得と思われる。


わが家の場合、やはり最初の1ヶ月は通塾のルーティンに乗せるのに苦労した。子どもだけではなく、親も。

週に2回、3時間半の授業と、付随する家庭学習。これをいかにうまく回すか、がこの時期の最大のポイント。この場合の「うまく」とは、「親子とも苦痛にならない範囲で習慣化する。完璧は目指さない」ということ。最初から「宿題イヤだ!塾イヤだ!」になっては元も子もないので。

共働きのわが家は「宿題を見てやる時間が少ない」のが一番の課題だったので、「お母さんが帰宅するまでは、学校の宿題だけ終わらせていれば、思いっきり遊んでよし。帰宅後は遊ばずに塾の宿題」として、帰宅後はとにかく無駄な時間を作らせず、「はい算数の何ページやって、次は理科の何ページやって、ご飯食べて、お風呂入って、寝るまでにこの暗記やって」と次から次へ状態。うーん、こうやって書き出すとなんか怖い…。

一方の息子は、これまで学校で「問題がわからない。解けない」という経験がなかったせいか、「むずかしい!わからない!できない!おしえて~!(キーッとなってからのシクシク)」といった調子。そのたびに付き添って一緒に問題を解いて…とやっていると、家事が進まないどころか、わたしのメンタルまでおかしくなりそうだった。

あと、2月・3月は3年次に通っていた別の習い事も続けていたため、きつかったように思う。これは本人と相談して、休んだり、土日に振り替えたりして対処。中学受験にガチで望むなら、優先事項をしっかり決めておかないと体調や精神的にもおかしくなりかねない、そんな気がしている。


2ヶ月目(3月)から、塾で友だちもでき、「塾の授業が楽しい!」と息子は徐々に通塾に慣れていった。そして、わたしの方が、仕事が繁忙期になり深夜残業が続き、日常を回すので精一杯、息子の家庭学習をフォローするどころの騒ぎではなくなった。

その間、管理がゆる~い夫(ただし説明上手で気が長い)に任せていたのだけど、この「ゆるさ」が結果的によかったのか、息子も「むずかしい!わからない!できない!(キーッとなってからのシクシク)」と騒ぐことが減っていった。やっぱりわたしも最初は相当カリカリしていたんだと思う。仕事の都合とはいえ、強制的に息子の勉強から離れて良かったのかもしれない。

ちなみに春休み中、塾のない日は、算数の計算力の底上げを中心に、計算ドリルをやっていた。入塾前に先取り学習をしていなかったので、2桁で割る割り算と逆算ができなくて…。やっぱり算数(計算)は少しでも先取りしておいた方がラクだなと実感。いま現在は通分するのに時間がかかっている様子なので、これも慣れるまでドリルを足そうかな。


3ヶ月目(4月)、学校では4年生のクラスがスタートし、また少し環境の変化が。担任が変わったせいか、年次が上がったせいか、学校の宿題が体感値で1.5倍に増え、塾のある日はかなり大変になってしまった。

ただ、息子は「学校の宿題多い~!」と文句を言いながらも、塾に行く前には必ず宿題を終えている。これは学童で培った習慣で「ランドセルを置いたらまずは宿題(を終わらせないと気持ちが悪い)」が身体に染み付いているものと思われる。共働きとしてはとても助かっている習慣。


4ヶ月目(5月)、GWや運動会の練習など変則的な面もあったけれど、4月末のテスト、6月頭のテストで順調にクラスもアップしていった時期。わたしが伴走できていた時期なので、塾の復習のサイクルがうまくまわっていたのだと思う。

が、息子的には「今のままのクラスがいい!上のクラスは難しいから不安だし、先生も厳しいって友だちが言ってるし、上がりたくない!」と涙の主張。「上位クラスに行きたい」という負けず嫌いタイプではないので、懸念はしていたけれど…。

塾に相談するも「テストの結果どおりのクラスで」とあえなく一蹴され(話は十分聞いてくれたしアドバイスももらいましたが)、なんとか息子をなだめて励まして規定のクラスへ。結局、上のクラスの先生もそんなに怖くなかったらしく、すぐに慣れて普通に通っているのだけど、いまだに「下のクラスだったら褒められるのにな~」とか言ってる。もうちょっと向上心を持ってほしいなあ。


5ヶ月目(6月)から、息子は自分で家庭学習の予定表を組むようになった。再びわたしの仕事が忙しくなって、深夜帰宅が続き、息子の勉強について放置ぎみになっていたら、「自分で作ったよ~」と。むしろ今では「自分のやりたいように組むからお母さんは口を出さないで!」とまで言われる始末。自立への第一歩ですかね、うれしいけど寂しいな。

この流れで、6月~7月は息子が自分なりに予定を組んで実行し、わたしはたまに進捗確認する程度となった。予定作成がないだけで、わたしの負担はかなりラクに…。ただ、テスト前や夏期講習などのイレギュラー期間には、わたしが予定を組んでいるし、宿題・小テストの出来ばえの確認、弱点の洗い出し、などはまだ親がやっているけれども。


というわけで、「ルーティンの学習予定の組み立て」は早々に親の手離れをしたので、次は「テスト対策の組み立て」も子どもが自走できるようにしたい。親がやり方の手本を一定期間で見せて、ある程度子どもの中でルーティン化したタイミングで、子どもに委ねる(わが家の場合はわたしが忙しくなるとどうしてもこうなる)、という流れがうまくいけば、こちらも手離れするかなぁ。目標はうまくすれば半年後から1年後、といったところ。

そんなこんなであっという間に半年が経ち、はじめての夏期講習へ突入。共働きの夏期講習の乗り切り方はまた別途。ただし、乗り切ったといえるかどうかは不明…。夏期講習明けのテストの結果が怖い。


さて、ここから先は有料のオマケとして、わが家の毎日のスケジュールと、自作の予定表(わたしの作ったものと息子の作ったもの)を載せてみます。興味のある方は有料ですが、どうぞ!



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