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「早稲田中学校・高等学校」学校説明会に行ってきた

学校説明会の6校目は「早稲田中・高等学校」へ。早稲田大学の系属校でありながら、早大への推薦での進学率は50%程度で、残りの50%は東大をはじめとする国公立大学を目指すという、附属でありながら進学校という珍しい学校。

親からすれば、最低でも早稲田大学への進学は担保しつつ、東大へのチャレンジもでき、「のびのび過ごす」も「ガリガリ学ぶ」も、どちらの選択肢も取れる魅力的な学校なのだけど、男子校というのが息子の希望にはそぐわない。でも、とりあえず説明会には行っておこうというわけで、単身、話を聞きに行ってきた。

会場は実際の中等部の校舎ではなく、早大の大隈講堂での説明会だったので、校内の様子はわからず。

また、この日は午前中は広尾学園で、午後から早稲田へ行くというダブルヘッダー。最近では午前入試・午後入試と1日で2校を掛け持ちすることも増えているみたいだけど、途中の移動も含め、かなり体力・気力が必要だろうなと実感した。


以下、備忘録として印象の良かった点と悪かった点を。あくまでいち保護者の感想なのであしからず。


印象の良かった点

校長の話では「高校卒業から20〜30年後に社会で活躍し、社会貢献できる人物に育成する」のが目標とのこと。長い視野で育ちを見守ることができるのは、大学附属の強みだと思った。

そもそも早稲田は附属・系属校が多く、その違いもよくわかっていなかったので、それぞれの学校が附属の中でどのような位置づけになるのかが、ざっと整理できたのは良かった。共学となると早稲田実業のみなので、こちらも説明会や文化祭に行ってみなければ。あと、早稲田高等学院中も男子校だけど、早稲田中学とはどう違うんだろう、ということも気になった。このあたりは実際に文化祭などに行って、雰囲気を比べてみないとなんとも言えない。

自宅からのアクセスが良い点。ほぼ通学ラッシュにも無縁でいられると思うし、貴重な6年間の時間を有効に使えそう。


印象のイマイチだった点

とにかく説明が単調で退屈。原稿を読み上げているだけ?という印象だった。学校生活の様子を写した映像もなく、最後に少しだけスライドの写真が紹介されただけ…。午前中が見せ方上手な広尾学園だったので、プレゼンの差が明確に浮き彫りになった。が、逆を言えば、保護者に媚びて売り込む必要がないということでもある。早大ブランドのなせる業か…。

それでももう少し、普段の学校生活や部活の様子がわかる動画が見たかった。会場にも受付にも生徒の姿はなく、通っている生徒の実態が見えなかった。


その他雑感

2018年度は志願者数が特に増加している。2014年(第1回)では644人だった志願者が、2018年は737人と、100名弱増えている。第2回はさらに顕著で、2014年754名→2018年980名に増加。これは、大学進学率が良かったこと、付属校人気が高まっていることが要因とのこと。2年後はさらに増えていそうな予感…。

入学後は細かい指導も多いが、好き嫌いに関係なく、一生懸命やる子、素直な子は伸びる。また、親御さんには本校のファンになって、学校のダメ出しをしないでほしい。また、うまく子離れすること、親が先回りしないことが大事、とのこと。思春期の男子に「素直な子」と言われましても…と思いながら聞いていたけど、男子校なら思春期の扱いもうまいのかなあ。

2022年度に体育館、理科実験室、情報センターが入った建物がリニューアルして竣工予定とのこと。最新の設備になるのかな、期待。

#中学受験 #学校説明会 #男子校 #大学付属

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