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四日坊主の私を褒める

「この歳で体重が増えると、脂肪は内臓につくんです。身体に良いものじゃないから、少しずつでも減らしてください」

わかっちゃいるけど出来ないいことを、お医者さんから言われたのが火曜日。
運動が嫌いで、甘いものが大好きで、生まれ変わったらナマケモノになりたい私が、朝散歩を始めた。
いつもより早く起きて身支度をして、ゴミ出しついでに家を出る。
我が家は郊外の開発分譲地の一角、周囲にはなだらかな里山や公園があって散歩コースには事欠かない。

最初の日は近所で一番大きな公園を目指す。そこから細い尾根道を通り、戻ってくるコース。
二日目は、小川アメニティという谷戸のせせらぎ沿いの道から大通りを抜けて、尾根道を通るコース。
我が家を起点に、右回りと左回りのコースを交互に歩いてみることにした。

40分ほどのお散歩が、いったい何日続くやら。
根気がないこと、自分との約束をすぐ破ることは、63年生きてきて実証済みだ。
だからとにかく三日続けようと決めた。三日続いたら、立派な「三日坊主」だ。
そして今日は4日目。
やるじゃん私。やればできるじゃん。

このまま頑張ったら、秋には涸沢の紅葉を見に行けるかも。
そんな欲が頭をよぎって、慌てて首を振る。
いやいや、それは己の過大評価でしょう。
まずは明日、また歩くことを目指そう。痩せるかどうかはわからないけれど。

気持ちのいい朝、こんなしょうもないことで自分を褒めてる私です。

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