見出し画像

ゆうがたに生まれる感傷


外の空気を感じたい。
行先を決めずにあなたと歩きたい。
夏を暑がりながら、わざわざこんな日に、ねえ、って笑いたい。

花は見たよ。
桜もチューリップも。ハナミズキも。
つつじや藤も、バラも見た。
あじさいもいい頃だろう。

イチョウの幼い葉を見た。だんだんに葉が育って、真夏にさわさわと光を集める様を見るだろうか。

田んぼを見たい。
さあっと風が撫でていく清々しい景色を見たい。

果たしてどれだけを、もう一度あなたと過ごせるだろう。

心配ないよ。
月も星もまた姿を見せてくれるし、
去年も来年も、二度同じ花が咲くことはないから。



恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。